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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第十九話 コーヒーも捨てたものではありません。
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 そうなれば、自分たちはどうなるのだろうか。門閥貴族をやがては消滅させようというラインハルトにとって見れば、自由惑星同盟に逃れた者たちもターゲットなのだろう。ここに逃げて来ても安住の地ではない。ならば、力をつけてその時に備えるしかない。

「きっと歴代で初めてだと思うわ。皇女殿下が自由惑星同盟に亡命して、そこで艦隊司令官になるというのは。女性の艦隊司令官なんてかっこいいわよね」

 カロリーネ皇女殿下が微笑んだ。

「皇女殿下・・・」
「まぁ、そうならないように願いたいけれどね、残念ながらそうはできないでしょ。私たちがいなくなって他にも転生者がいればいいけれど、そうでなければ、ラインハルトはいずれ帝国を掌握するんだから」

 そのために、今はお互いが精進すべき時なのよ、とカロリーネは言葉を結んだ。




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