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逆襲のアムロ
32話 特務 3.7
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少数勢力で反抗するにできる手法など・・・」

「許されるようなことではないな。それはテロというものだ。彼らを増長させてしまう」

ブライトがそう考えに水を差すとシャアが頷いた。

「全くその通りだ」

すると、ラー・カイラムの通信士のトーレスからアクシズよりシャア宛てに通信文を受け取っていた。トーレスはタブレットに転送し、それをシャアに差し出した。

「シャアさん。マハラジャ提督からですよ」

「ああ、ありがとう」

シャアがその文面を受け取ると中身を読んだ。現状では些細な話だったが、2人に伝えた。

「まずはアナハイムから新造戦艦らが納品されてナナイらがそれに乗り込みこちらに向かっているそうだ。ガトーとラル、そしてハマーンも同行しているらしい」

ブライトは多少の戦力増強は望んでいた為素直に喜んだ。

「あとグレミー軍が停戦と和議を申し込んできた。彼らの内情も苦しい。争っていても利益にならないと踏んだそうだ。あとジオン本国も内乱状態であるらしい」

「内乱?そう言えばこの大事な局面で出てこないことをすっかり抜けていたな」

ブライトがそう話すとシャアが再び頷いた。

「この局面であの勢力が動かないことが一番理解に苦しむ。グレミーは孤立した。それで彼は彼で独自に動かねばならなくなったそうだ。そして今彼らは軍ではないそうだ」

「軍でない?どういうことだ」

アムロが不可解な顔をした。シャアが話を続けた。

「これだ。彼らのホームページが上がっている。設立は10日前だ」

ブライトとアムロがシャアが差し出したタブレット端末を差し出した。

「<グレミープラント株式会社>?毎日豊かなバランスの取れた生活をあなたに提供致します・・・。なんだこれは?」

アムロがシャアに質問した。

「グレミーはコロニー自治体と連携し、自分の戦力を金に換えて食料プラント事業を起こした。既に100万食もの生産体制が構築されているらしい。各地の貧困コロニーへ格安で輸出しているそうだ」

アムロは感心した。グレミーという者の下馬評を彼も聞いていた。若くそして覇道を目指す野心家だと。しかし、彼がしていることはそんなこととは全くかけ離れたことだったと思った。
ブライトが一息ついて述べた。

「ふう、アクシズの動乱は決着が付いた。そしてグレミーが会社を興した。この流れは何を期待すればよいのか・・・」

シャアはブライトの疑問に答えた。

「各コロニー間の自給率はとても低い。これを解決するには2,3サイド全てをプラント事業にしなければならない。しかしそれよりも金になる木が他事業で沢山あるためないがしろにされていた。広大な地球がそれを賄うにまだまだ効率的だった」

「ここに来て食糧難とは・・・。地
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