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逆襲のアムロ
32話 特務 3.7
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。何も考えない故に打ち切られた時に本当の恐怖を味わう。逆らうということがどういうことかをな」

ジャミトフは自身の側近らにそう漏らしていた。人と富、経済集まる所に暮らしが成り立つ。エゥーゴとカラバは解放運動を一時中断せざる得なかった。人が飢え始めているからだ。この状態でティターンズに攻められたら一気に戦線が崩壊することが目に見えていた。

しかし、ジャミトフはそうしなかった。彼はより悪辣なことを考えていた。エゥーゴらの少数故のライフラインの確保の困難さを存分に発揮して、彼らの支持を彼らで貶めてもらおうと考えていた。

ブレックスはラー・アイムに乗り、ダカールへ向かっている。
彼はその所業を世論に訴えることも考えていた。対するコリニーはエゥーゴらの運動が世界各地の食料プラント事業を撤退させたと発言する見込みとマスコミを操作し、新聞で報じられていた。

何が正しいのか。それは有権者一人一人が判断することだった。
有権者は薄々勘付いているが、それでもティターンズの正統性を批判できない。結果泥沼化している状態を如何に派閥と言う垣根を崩壊させることが出来るかと内心期待していた。

そんなウルトラC等存在するものかとブライトは思っていた。3人共表情が暗い。戦端を開いては戦線の維持はこのベテランたちにとっては楽な仕事だ。包囲殲滅されない様に距離を取る戦いしかできない。
その間に別働部隊が各コロニーの制圧に乗り出すだろう。それで戦いが終わってしまう。それが決定されるのはこれから始まる議会の結果次第だった。

「今回の議会での法案で通過させようとしているのが、<宇宙統治・統制法><地球環境維持法><対テロ対策法案改正>この3つだとマスコミが報じている」

ブライトが2人に話した。シャアは顎に手をやり、話し始める。

「宇宙の住まうものには人権を与えず、地球にいるものこそ至上の特権だと法律で定めるのか。そしてそれに贖う我々を抹殺の対象とする」

「馬鹿の所業だ!恐怖で政を司るなどと、古代の手法か!」

アムロは唸っていた。そしてアムロはブライトにその法案の通過の可能性について聞いた。

「ブライト。これらは全て通過する見込みなのか?」

「現状では・・・半々らしい。今は宇宙に住まうものたちも有権者扱いだからな。ガルマや他の地球の議員らも反対の意向を示しているが。根回しと開催後の主張合戦が勝敗のものをいうだろう」

「オレらには何もできないのか・・・」

アムロは個人の無力さを痛感していた。シャアもブライトも同じだろう。シャアは一つの組織の代表の為、些細な組織でも圧倒的な既存の勢力には逆らえないことに心を痛めていた。

「碌でもない父親だったが、父の教えがこのまま死んでしまう事に責任と無念さを禁じえないな。かといえ
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