第130話(4章終了)
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ア………何でそこで真っ先にルシオラ姉さんが出てくるのよ……」
「まあ、俺達は一度”幻惑の鈴”に幻術を見せられちまったから、真っ先にそっちを疑うのも無理ないよな……」
「というかルーク先輩のあの反応だと、ルーク先輩は”幻惑の鈴”の幻術でティアさん達と会ったみたいですねぇ?」
「フフ、間違いなくそうでしょうね。」
シェラザードは呆れた表情で溜息を吐き、フレンとアネラス、アーシアはそれぞれ苦笑していた。
「ルーク……ティアは貴方の生存を信じてずっと待ち続けていましたのに、再会して早々ティアを”幻”と言い切るなんて、幾らなんでもティアが可哀想ですわよ?」
「まあ、ルークに空気を読む事を求める方が酷だと思いますがねぇ?」
「だって、ルークですしねぇ?しかも髪が最初の頃みたいに長くなっているから、これで性格も前みたいな酷すぎる性格に戻っていたらティアがあまりにも可哀想ですよねぇ?」
「いや、幾らなんでも髪が長くなっている事と性格の変化は関係ねぇだろ………」
ナタリアは溜息を吐いた後ジト目でルークを見つめ、ジェイドとアニスはそれぞれ意味ありげな笑みを浮かべてルークを見つめ、アニスの言葉を聞いたガイは呆れた表情で指摘し
「ナタリア!?ジェイドにアニス、それにガイまで……!一体どうなってんだよ、これは……!?」
「ご主人様、僕もいますの!やっと会えましたの!」
ナタリア達に気づいて驚いているルークに近づいたルークの目の前に何度も跳躍して嬉しそうな表情でルークを見つめた。
「ミュウ、お前まで…………ハハ、ティアだけでなくミュウ達とまで会えるなんて、夢だとわかっていても覚めて欲しくないと思っちまうな……」
「うふふ、よかったわね、お兄様♪夢じゃなくて現実よ♪そろそろ周りをよ〜く見て見たらどうかしら?」
「へ………」
小悪魔な笑みを浮かべるレンの指摘を聞いたルークは周囲を見回して一瞬の間黙り込み
「ハアッ!?な、ななななな、何だここ!?っていうか、何でエステル達とティア達が一緒にいるんだよ!?」
やがて我に返ると混乱した様子で声をあげた。
「いや、それを言いたいのはあたしの方なんだけど。というかルーク兄、やっと恋人ができたんだ〜?しかも滅茶苦茶美人でスタイル抜群じゃん。」
「ハハ、嬉しさのあまりそんな行動に出たティアの気持ちもわかるが、そろそろ離れたらどうだ?みんな、見ているぞ。」
「ガイ〜、野暮な事を言ってはいけませんよ。」
「そうですよね〜?むしろあれから更に育ったティアの胸の感触を直接感じ続けられるルークからしたらずっとあのままがいいでしょうしねぇ?」
「不埒な発言はよしなさい、アニス。」
エステルはからかいの表情でルークを
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ