北方作戦
第9話 北方作戦の序章
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ど深海棲艦に返り討ちに遭い、結果は目の前に立つ陸軍少将を含めてたった数十名しか救助出来ずに失敗したらしく、深海棲艦と戦っている俺が抜擢されたとの事だった。
座蒲郎「成る程、よく分かりました。丁度北方海域に艦隊を派遣する予定でしたし、お引き受け致します」
陸軍少将「ありがとうございます」
海相「済まないな。
本音を言うなら、君に頼みたくはなかったのだがな」
座蒲郎「構いません、これが自分の仕事ですから」
話を聞いた俺は北方海域に艦隊派遣を行う予定でいたから、ついでと思えば楽に進みそうだと思って承諾することにした。
海相「そうか、なら今回の件は君に一任しよう。
何が必要な物があれば用意してやる。欲しい物はあるかね?」
座蒲郎「そうですね……出来れば情報が欲しいですね。キスカ島に居る方々の数,飛行場に居る敵機の数,そして深海棲艦側の艦隊規模、これくらいの情報はまず欲しいですね。後、往復の際の燃料も」
海相「分かった、なら全部こちらで用意しよう。情報はそちらの陸軍少将からも聞くと良い」
その直後に欲しい物を聞かれて、情報とキスカ島までの往復の燃料を頼み、全部用意してくれると言ってくれた。
座蒲郎「分かりました。後もう一つ、そちらの陸軍少将を暫く自分の鎮守府に置いても構いませんか?」
陸軍少将「えっ、宜しいのですか?」
座蒲郎「情報を聞くなら鎮守府で聞いた方が楽ですし、陸軍少将に我が鎮守府の皆さんの頑張り様を見て頂きたいのです。無論、客人待遇で」
海相「ならば構わん、存分に見学すると良い」
陸軍少将「ありがとうございます、一度でいいから見て見たかったのです」
そして陸軍少将に詳しい話を聞くとして、客人待遇でウチの鎮守府に招くことを了解してくれた。
海相「では話は以上だ。だがくれぐれも無茶はするなよ?」
座蒲郎「承知の上です」
海相「うむ、では話は以上だ。もうあがって良いぞ」
座蒲郎「はっ、では失礼します」
陸奥「失礼します」
陸軍少将「失礼します」
以上で話は終わり、俺と陸奥は陸軍少将とを伴ってその場を後にし、鎮守府へと家路を急いだ。
ーーーーーーーーーーーーーーー
……アナザーサイド……
参謀総長「それにしても、本当に宜しかったのですか?」
海相「不本意ではあるがな、彼がやると言うんだ」
参謀総長「それはそうですが……」
座蒲郎等が部屋を出た後、海相達は話し始めた。実は彼らは、座蒲郎をこの任務に出すのにはかなり抵抗してたのだ。
司令長官「ですが、こちらが行った撤退作戦は失敗。この作戦に名乗り出る者が居なかったのです。自分も反対ではありますが、彼の行く道を変える権利は幾ら我が上層部
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