第128話
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佐。落ち着いて下さい。」
それぞれからかいの表情でミュラー少佐を見つめるジェイドオリビエの話を聞いたロイドは疲れた表情で心の中で指摘し、ミュラー少佐は顔に無数の青筋を立てて体を震わせ、それを見たユリア大尉はミュラー少佐を諫めていた。
(ハア……あの二人の標的にされた方はたまったものじゃないでしょうね……)
(ハハ……あの少佐も大変だな……)
その様子を見ていたアーシアは疲れた表情で溜息を吐き、フレンはミュラー少佐に同情していた。
「クスクス………――それじゃレンも今後の探索に協力するから、よろしくね♪」
「ハハ……あんだけ場を引っ掻き回しておいて、収拾もせえへんのもさすがやな………ま、嬢ちゃんの力、期待させてもらうで。」
その様子を微笑みながら見た後自分を見つめて申し出たレンに苦笑したケビンは気を取り直してレンの申し出を快く受け入れた。
その後ケビンはメンバー編成をして、ケビン、ヨシュア、アガット、カリン、レン、ティアのメンバーで探索を再開し、ロッジ内にある石碑に転位すると外は夜になっていたので、外を出て探索を開始した。
〜ル=ロックル訓練場〜
「あれは………!」
「転位陣………次の星層への入口か!」
外に出て、崖の所にある転位陣を見たヨシュアとケビンは真剣な表情をした。
「えっと……このまま先に進みますか?」
「そやな………まずは様子だけでも確かめて―――」
カリンに尋ねられたケビンが頷いたその時、ケビン達の目の前に巨大な妖しげな光陣が現れた!
「くっ………!」
「ここで来たか……!」
仲間達と共に武器を構えたケビン達が警戒していると妖しげな光陣から巨大な戦斧持ち、”第二星層”で戦った悪魔―――ロストルムに似た巨大な悪魔が現れた!
「こ、これは………!」
「うふふ、どう見てもただの悪魔じゃなさそうね。」
「聖典に記された七十七の悪魔の一匹………煉獄を守る門番のもう一柱にして恐るべき禁呪を使う魔導の使い手!”深淵”のアスタルテか!」
悪魔を見たヨシュアは驚き、レンは不敵な笑みを浮かべ、ケビンは真剣な表情で悪魔の正体―――アスタルテの名を口にした。するとその時アスタルテは魔眼を発動してケビン達の動きを封じ込めた!
「うお……っ!?」
「くっ、身体が……!」
「みゅ〜っ!?動かないですの〜っ!?」
魔眼によって動きを封じ込められたアガットとティアはうめき声を上げ、ミュウは悲鳴を上げた。
「こ、これは………ワイスマンの”魔眼”!?」
「多分あれの原型となった空間そのものを呪縛する禁呪や!クソ………指一本も動かせへんとは………!」
自分
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