第128話
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声を上げ、信じられない表情をしていたクローゼだったがすぐに気を取り直して反論した。
「ま、それについてはレイスお兄さんが解放された時に聞けばいいんじゃないの?それよりも………………………………」
「え、えっと……?私に何か聞きたい事でもあるのかしら?」
クローゼの疑問を軽く流した後真剣な表情をして自分の周囲を回りながら自分を観察するレンの行動に戸惑ったティアはレンに訊ねた。
「ええ、一つだけ。ティアお姉さん、だったかしら?料理はできるかしら?」
「え?人並みにはできるけど………」
「まあ、ナタリアの料理と比べれば誰でも人並みにはなりますけどねぇ?」
「というかナタリアのは料理と言える物じゃないですよねぇ?」
「おい……メリルの料理の腕前はどれだけ未熟だったとしても幾らなんでも言い過ぎだぞ。」
「お父様の言う通りですわ!ルークでも作れるようになったのですから私だって、普通に作れますわよ!」
レンの質問にティアが首を傾げている中それぞれからかいの表情をしているジェイドとアニスをナタリアはバダックと共に睨んで反論し
「いや、ラルゴは知らないからそんな事が言えるんだ。ナタリアの場合、その”普通に作った料理”が料理と言える物じゃないんだよ………」
「お黙りなさい!」
「どわっ!?幾らなんでも矢はやり過ぎだろ!?」
更に疲れた表情で呟いたガイの指摘を聞いたナタリアはガイに矢を放ち、放たれた矢をガイは間一髪で回避し、その様子を見守っていたケビン達は冷や汗をかいた。
「…………………うん、合格♪さすがルークお兄様。レディを見る目もちゃんとあるわね♪」
「え………ご、”合格”って一体何の事かしら??」
一方真剣な表情で少しの間黙り込んでティアを見つめた後笑顔を浮かべて呟いたレンの答えの意味が理解できなかったティアは不思議そうな表情でレンに訊ねた。
「や〜ね、そんなの勿論ルークお兄様の結婚を前提にした恋人に決まっているじゃない♪これでルークお兄様にもやっと春が訪れるわね♪」
「ふふっ、モテている癖に頑なに恋人を作らなかったルークを心配していた先生とレナさんもようやく安心できるわね♪」
「!!!!!!???な、ななななななななっ!?」
そして小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンとレンに続くようにからかいの表情で自分を見つめて呟いたシェラザードの答えを聞くと顔を真っ赤にして混乱した。
「まあ……そちらの世界でのルークは女性達にとってそんなに魅力的な殿方なのですか?」
一方ナタリアは目を丸くしてケビン達に訊ねた。
「ルーク先輩ですか?ええ、遊撃士達の中では多分先輩が一番モテていると思いますよ。先輩って顔は結構整ってい
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