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英雄伝説〜焔の軌跡〜 リメイク
第128話
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レライの鍵”も関係しているかもしれません。あの剣もルーク同様あの戦い以降見つかっていませんし。」

アーシアの推測にレンは笑顔で答え、話を聞いていて考え込んでいたガイは何かに気づくと目を見開き、ジェイドはガイの続きの言葉を静かな表情で答えた。

「”ローレライの鍵”……そう言えばルークが得物としている剣もそんな名前だったわね。」

「今まで見た事がない上、どんな名剣にも見劣りしない剣でしたからそれが気になってどこで手に入れたか訊ねても先輩はいつも誤魔化していましたけど……やっぱりそっちの世界の剣だったのですか?」

ジェイドの言葉を聞いてある事を思い出したシェラザードは考え込み、アネラスはティア達に訊ねた。

「……やはり”ローレライの鍵”もルークと共にそちらの世界にあったようですね。あの剣は少々特殊でしてね――――」

そしてジェイドはルークが持つ剣―――”ローレライの鍵”が第7音素(セブンスフォニム)の集合体―――”ローレライ”の力を集結させてその力を自由に扱える剣であり、かつてヴァンとの決戦の際”ローレライ”をその身に宿したヴァンからその剣を使ってローレライを解放した事を説明した。


「………つ、つまりルークさんが持っているその”ローレライの鍵”っちゅう剣は”精霊”の力を宿した剣っちゅう事ですか!?」

話を聞き終えたケビンは口をパクパクさせながら信じられない表情で訊ねた。

「そう捉えてもらっても構いません。”ローレライ”を含めた音素の集合体は見方を変えれば”精霊”といってもおかしくありませんしね。」

「フッ、”精霊”の力を宿した剣か。まるで伝承で出てくるような剣だね。」

「というか実際わたし達の世界でも伝説扱いされていた剣でしたから、まるでも何もその通りです♪」

ジェイドの答えを聞いて静かな笑みを浮かべたオリビエにアニスは笑顔で指摘し、皇族であるオリビエに露骨に媚びを売っている様子のアニスの態度にケビン達は冷や汗をかいた。

「アハハ……あら?でも確かあの時レーヴェの代わりに絶対障壁を破ったのはルークさんの他にももう一人いたわよね?」

「うん。レイスさんも何らかの”力”を使って兄さんと一緒に”環”の障壁を破壊したね。それを考えるとレイスさんも………」

ある事に気づいたカリンの疑問に頷いたヨシュアは心配そうな表情でクローゼに視線を向け

「なっ!?まさかレイシス王子殿下まで異世界の方なのか!?」

「レイシスお兄様が…………で、でもさすがにそれはありえないと思います。レイシスお兄様のご両親―――私のお父様とレイシスお兄様の産みの母親であるロナ様は私達の世界―――ゼムリア大陸で生を受けた方達なのですし。」

二人の会話を聞いてある事に気づいたユリア大尉は驚きの表情で
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