第23話(3章終了)
[1/7]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
〜第三星層・終点〜
「あ………レシェンテちゃん達と同じメイドさんだ。」
「ということは………」
光から現れようとした一人を見たティータは気付き、ヨシュアはマリーニャ達を見た。
「これで残るはあと一人ね。」
「うむ。それと肝心のセリカも忘れてはならんぞ!」
「わーい、シュリお姉様です〜。」
マリーニャとレシェンテはそれぞれ明るい表情をし、サリアは喜んだ。
「あ、やっぱり、ティアお姉様みたいですね。」
「うむ、そのようだな。…………ん??」
「なんか………微妙に違うように見えるんだけど。」
一方プリネは納得した様子で呟き、リフィアも頷いたが何かに気付いて首を傾げ、エヴリーヌは違和感を感じた。そして光の中からメイド姿の女性――シュリとある人物――ティアと瓜二つの容姿でイーリュンのシスター服を着た”人間”の女性が地面に膝をついた状態で現れた。
「うっ………今の光は……?」
「これは一体………?私は既に転生を果たしたはずなのに………」
シュリは目を瞑った状態で呟き、女性は自分の身体を見て戸惑っていた。
「シュリお姉様〜!」
そしてサリアは嬉しそうな表情でシュリに抱きついた。
「サリア、無事だったのね!マリーニャさん、レシェンテ、一体何が起こったのですか?」
サリアを受け止めたシュリは安堵の表情をした後、マリーニャとレシェンテを見て尋ねた。
「あ〜……何から説明するべきかしら………」
「まずは周りを見てみるのじゃ、シュリ。」
尋ねられたマリーニャは溜息を吐いた後考え込み、レシェンテは指摘した。
「え………?……!!こ、ここは一体………!先程までお屋敷にいたのに………!それにあなた達は誰ですか?」
レシェンテの指摘に気付いたシュリは周囲を見回し、そして目の前にいるケビン達に気付いて驚いた。
「ハハ、じゃあ、まずは自己紹介を始めましょうか。」
シュリの様子にケビンは苦笑した後、仲間達共に自己紹介をして、状況を説明し始めた。
「そんな事が……………」
話を聞き終えたシュリは驚いた後、表情をわずかに暗くした。
「………顔色が少し悪いようですが、先程の話に何か心当たりがおありなのですか?」
シュリの様子を見たリースは尋ねた。
「い、いえ。………その”黒騎士”でしたか?その方が言っていたという御主人様が再び、愛する方をその手にかけるという言葉がどうしても気になって………」
「…………それは確かにあたしも思ったけど、今はまずご主人様やエクリアと合流することが先決でしょ?」
「………そうですね。わかりました。セリカ様の”第三使徒”――シュリ・レイツェン、微力ではありますが協力させて頂きま
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ