第22話
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知っている方の仕業なんでしょうか………?」
ケビンの説明を聞いたジョゼットは不安そうな表情をし、ヨシュアとツーヤは考え込みながら答え
「実際の”冥き途”にはあんなのはいませんから、安心して下さいね?」
「リタの………言う通り……みんな………魂となって………冥き途に………くる………」
「こらこら、話の腰をおらない。」
リタとナベリウスはそれぞれ意見を言い、それを聞いたマリーニャは呆れながら注意した。
「………七耀教会の教養によれば罪深き魂は”煉獄”に落とされます。そして絶え間なき業火に苛まれ、しだいに自我を失っていき………最後には混沌たる魂魄の魂………”グリモア”となるとされています。」
「は、はわわっ。」
「………私達の世界にいる”亡霊”に近い形かもしれませんね。」
「うむ、そうだな………」
リースの説明を聞いたティータは不安そうな表情をし、プリネとリフィアは真剣な表情で考え込んだ。
「それでは………あの擬態していた魔物がその”グリモア”だったと?」
「ええ……共に現れた鏡や砲台も”煉獄”に由来する呪具ばかり。どうやら敵は………いかなり禁忌を用いてか知りませんが地獄の蓋を開けてしまったようです。」
そしてクローゼの疑問にリースが答えたその時!
「………フフ、言いえて妙だな。」
周りに聞き覚えのある声が聞こえてきた!
「………っ!」
「………この声は!」
声を聞いたリースとケビンは驚いた後、仲間達共に振り向くと、妖しげな光陣が現れ、そこから黒騎士が現れた!
「…………っ!?」
「なっ…………!?」
「………?(何、このムカつく感じは………?どっかで感じたことがあるんだけど………)」
黒騎士を見たヨシュアとプリネは信じられない表情をし、エヴリーヌは首を傾げ
「来たか………!」
ユリアは警戒した様子で呟き
「あの人………強い。下手をしたらシグナどころか、師匠を超えているかも………」
「おじげづく事はないの、ナユタ!今はこんなに仲間がたくさんいるのだから大丈夫なの!」
ナユタは黒騎士の強さを感じ取って驚き、その一方ノイは強気で言った。
「のこのこ現れよったか………”影の王”とやらの命令でオレらの様子を見に来たんか?」
一方ケビンは動揺せず、口元に笑みを浮かべて尋ねた。
「フフ………確かにそれも役目の一つではある。”隠者”の導きもあるのだろうがなかなか順調な道程で何よりだ。」
「”隠者”………」
「もしかして………あの女性の霊のことですか?私達に何かと助力してくださっている……」
黒騎士が呟いたある言葉を聞いたケビンは真剣な表情をし、クローゼは尋ねた。
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