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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第21話
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まっていた大きな扉が開いた。

「どうやらこれで………試練は終わりみたいですね。でもまさかケビンさんそっくりに化けていた魔物だったなんて。」

「エリザスレイン殿が逸早く正体を見破っていなければ、神父殿と思い、苦戦していたかもしれないな………」

「………ええ………あ。」

ヨシュアとユリアの言葉にリースは静かに頷いた後、やがて崩れ落ちるかのように地面に膝をついた!

「リースさん………!?」

「一体どうしたのだ!?」

「どっか怪我でもしたの?」

それを見たクローゼとリフィアは驚き、エヴリーヌは尋ねた。

「い、いえ、その………エリザスレインさんの助言があったとはいえ、偽物だとはっきりわかったら………安心して気が抜けてしまって………と、とにかく………あの不気味な砲台といい、敵の罠だった可能性は高そうです。もう一組の

様子も気になりますし早く門から出てしまいましょう。」

尋ねられたリースは苦笑しながら答えた後、すぐに立ち直って頬をわずかに赤らめた後、真剣な表情に直して先を促した。

「そうね。は〜………ようやく一区切りね。」

「サリアも疲れたです〜。」

リースの言葉に頷いたマリーニャは溜息を吐き、サリアはマリーニャの言葉に頷いた。

「う、うん………(へへ、あのエセ神父のことがよっぽど心配だったみたいだね。)」

一方ジョゼットはリースの様子に戸惑った後、心の中で微笑んでいた。



その後リース達は門をくぐり、先に進んだ…………



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