第20話
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「………ねえ。今、気付いたんだけどヨシュアはエステルを含めて何人の女と結婚するんだろうね?」
エリザスレインがウィルから離れたのを見計らったエヴリーヌはある事に気付いて呟いた。
「ちょっ、エヴリーヌ!?一体何を………!」
エヴリーヌの言葉を聞いたヨシュアは驚いてエヴリーヌを見た。
「え?だって、ヨシュアって結婚したら婿になるんでしょ?」
「いや、そんな先の話はまだ考えていないよ……というか何で婿確定なのさ。」
「………おお!そういう事か!」
そしてエヴリーヌの答えを聞いたヨシュアは溜息を吐いて指摘し、リフィアは納得した様子で頷いた。
「リ、リフィアさん?もし、ヨシュアさんが婿としてエステルさんと結婚したら複数の女性と結婚する………とはどういう意味ですか?」
その様子を見たクローゼは戸惑った様子で尋ねた。
「忘れたか?今のエステルは”侯爵”………つまり権力者だぞ?権力者が妻の場合でも愛人はいてもおかしくないからな。」
「「……………ヨシュア(さん)の愛人…………………」」
リフィアの答えを聞いたクローゼとジョゼットはそれぞれわずかに顔を赤らめてヨシュアを見つめた。
「あの………何でそこで2人とも僕を見るの?」
「で、殿下………?」
クローゼ達に見つめられたヨシュアは大量の冷や汗をかき、ユリアは冷や汗をかいて引き攣った笑みを浮かべた。
「フフ、ちょっとした冗談ですよ。(本当は結構本気で考えたんですけどね………けど………………)」
「そ、そうそう!(う〜ん………能天気娘と一緒なのは嫌だけど………でもヨシュアの愛人になれるんなら……)」
「頼むから、そんな心臓に悪い冗談は勘弁して………」
内心を隠した2人の答えを聞いたヨシュアは疲れた表情で溜息を吐いた。
「コホン。それではそろそろ進みませんか?」
そして会話が終わるのを見計らったリースは軽く咳払いをして先を促した。
「うん、そうだね。…………それにしても謎の異空間か…………一体、どんな素材があるんだろうな?今から、楽しみだよ。」
「もう、ウィルったら………」
「あなたって人はもう………」
「相変わらずだね、ウィルは。」
「ウム!この状況下でも職人としての血が騒ぐとはさすがはウィルだな!」
周りの様子を見て目を輝かせているウィルを見たセラウィは苦笑し、エリザスレインは呆れ、エヴリーヌとリフィアは感心した。その後そのままウィル達を仲間に加えたリース達は探索を再開した。探索の最中、さまざまな見た事のない魔獣らしき敵達がリース達を襲い掛かって来たが
「炎の力よ!爆炎スマッシュ!!」
「双連撃!!」
「行くぞ!はっ!やっ!せいっ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ