外伝〜星の守護者達との邂逅〜
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「私もです。」
尋ねられた2人はそれぞれ首を横に振って答えた。そして光が消えるとそこには海のような澄んだ水色の髪を持つ少年と濃い桃色の髪を2房に分け、2房に分けた髪に歯車のような髪飾りをつけ、そして小さな黒い帽子をかぶり、妖精のような小さな少女が現れた。
「一体今の光は………?ノイ、大丈夫?」
「まだちょっと目がチカチカするの………それよりナユタ、念のためにクレハ様達の無事を確認しないと………!」
「うん、そうだね。姉さんやクレハの無事を確認しに行こう!………ってあれ?あなた達は誰ですか?」
少女――ノイの言葉に頷いた少年――ナユタは立ち上がり、ケビン達に気付いて首を傾げたその時
「ナ、ナユタ………!周りを見て………!」
「え?………なっ!?一体ここは………さっきまで家の屋上にいたのに………!」
慌てている様子のノイの言葉を聞いたナユタは周囲を見て驚いた。
「こ、こんな景色”ロストヘブン”にもなかったよね!?」
「あ、当たり前なの!何がどうなっているの〜!?」
「え〜と………気持ちはわかるけどまずは自己紹介をせえへんか?」
混乱している様子の2人を見たケビンは苦笑しながら尋ねた。
「あ、はい。僕の名はナユタ。ナユタ・ハーシェルです。”残され島”に住んでいます。」
「………私はノイ。ノイ・ステラディアなの。以前は違う所に住んでいたけど、事情があって今は私が仕えている方と一緒にナユタの家に住んでいるの。」
「”残され島”?なんや聞いたことのない地名やな………(気のせいか?この子達もな〜んかとんでもない存在のような気がしてきたな………)まあ、ええわ。オレの名は………」
ナユタとノイの自己紹介を聞いたケビンは冷や汗をかいた後、気を取り直して仲間達と共に自己紹介をした。すると驚くべき事実が判明した。それはナユタとノイが住む世界は両世界とは異なる世界だった。
「…………」
「まさか他にも異世界が存在するとは………」
「ええ、正直今でも信じられないです………」
「で、でもでも実際に前例があるんですから、他の異世界があってもおかしくないと思います。それにノイちゃんがさっき見せてくれた”アーツ”はわたし達が使う”アーツ”とは完全に異なりますし………」
ナユタ達の世界の事を聞いたケビンは口を大きく開けたまま黙り込み、ミュラーとツーヤが呟いた言葉にティータが反応して、説明した。
「凄い………!世界は一つじゃなかったんだ………!」
「世界同士をつなげる転移門なんて”ロストヘブン”の技術でも無理なのに一体どうやって………!」
一方ナユタは異世界の存在に興奮し、ノイは異世界の技術力を知り、信じられない思いでいた。
「え〜
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