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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜ケルディック焼き討ち〜
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た時から”人の心”は捨てた。このような栄えた町で育った貴様らが自給自足すらもできない我らの気持ちがわかるまい!アルバレア公からは何度も逆らい、メンフィルの言いなりになった元締め―――貴様の始末も言い渡されている。ここで女神の許へと向かってもらうぞ……!」

「クッ……!お主だけでも逃げるのじゃ!」

「そんなっ!?元締め!貴方こそ逃げてください!」

猟兵の言葉を聞いたオットー達が絶対絶命の状態に陥ったその時!

「ケッ、故郷を護る為に”何をやって”も許されると思っているテメェらのふざけた考えなんざ、わかってたまるかよ。」

青年の声が聞こえて来た!



「何っ!?」

そして声を聞いた猟兵が驚いて後ろへと振り向いたその時

「らあああああああっ!!」

「ぐあっ!?」

「ががっ!?」

「ぎゃっ!?」

猟兵達の背後にいたアガットが跳躍して炎の闘気を纏った強烈な一撃――――フレイムスマッシュを猟兵達に叩きつけ、それを受けた猟兵達は吹っ飛ばされた!



「そ、その赤毛に”重剣”……!貴様、”重剣”のアガットか……!」

仲間達がアガットの一撃によって気絶している中、唯一意識が残っている猟兵は唇を噛みしめてアガットを睨み

「テメェら……舐めたことをしてくれやがったな!”焼き討ち”は俺にとって一番忌々しい出来事なんだよっ!!」

「へぶッ!?…………」

アガットは怒りの表情で拳を振るって猟兵の顔を思い切り殴りつけ、殴りつけられた猟兵は口から殴りつけられた際に折れた数本の歯を吐くと共に殴られた事によって折れた鼻から血を出しながら瓦礫にぶつかり、そのまま気絶した。



「た、助かった……!」

「お主は確かリベールから来てくれた遊撃士の……!」

アガットの登場と猟兵達の戦闘不能に部下は安堵の表情をし、オットーは驚きの表情でアガットを見つめたその時

「兄貴!……って、うわ!?りょ、猟兵!?兄貴が一人で3人も無力化したんすか!?」

深緑の髪の遊撃士と思われる青年がアガットに走って近づいた後周囲に倒れている猟兵達に気付いて驚いた。



「遅ぇぞ、ディン!5分以内に逃げ遅れた奴がいねぇか見て回ってこいって言っただろうが!?」

「す、すみません!猟兵共が放った魔獣や人形兵器に邪魔されちまって……で、でもその時俺の許に駆け付けてくれて一瞬で魔獣達を倒した銀髪の軍人が良い事を教えてくれました!」

「銀髪の軍人……あの野郎か。それで野郎は何をお前に教えたんだ!?」

青年の話を聞いて一瞬でレーヴェの顔を思い浮かべたアガットは眉を顰めた後真剣な表情で尋ねた。



「はい!市民や難民達の避難誘導は終わって、手の空いている兵士
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