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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜ケルディック焼き討ち〜
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ロイツェン州の領邦軍の主力がいる事で自分達が有利だと思っている司令官は何も考えずに単純な指示をし
「総員、迎撃開始!一人たりとも後ろに通してはなりません!!」
「御意ッ!!」
「オォォォォオオオオ―――――ッ!!」
プリネの号令に応えたケルディック要塞の機甲兵達は勇猛果敢に領邦軍へと向かい、メンフィル兵達が操縦する魔導兵器達や機甲兵達の援護をしながら戦闘を開始した!
一方プリネ達がケルディック要塞で戦っているその頃、ケルディック市では猟兵達による破壊活動が行われていた!
〜ケルディック市〜
「うわあああああっ!?」
「キャアアアアアッ!?」
「な、何で猟兵達がケルディックを襲うんだっ!?」
「みな、落ち着くのじゃ!メンフィル兵や遊撃士の方達の避難誘導に従って、避難するのじゃ!」
あちこちから火の手が上がる町の中で悲鳴を上げて逃げ惑う市民達にオットーは指示をして避難誘導を手伝っていた。
「元締め!元締めもそろそろ避難してください!」
オットーが市民達の避難誘導をしていてしばらくするとオットーの部下の一人がオットーに声をかけた。
「市民達や難民達が全員避難すれば、儂も逃げるから心配――――」
「ほう?まだ残っている者達がいるとは。しかも元締めがいるとは都合がいい。」
オットーが部下に答えかけたその時、猟兵達が二人の目の前に現れた。
「りょ、猟兵……!」
「……儂らに何の用じゃ。何故このケルディックを襲撃した!?」
猟兵達を見た部下は表情を青褪めさせ、オットーは怒りの表情で猟兵達を睨んだ。
「アルバレア公の依頼だ。クロイツェン州の民達でありながらメンフィルによって支配された今の状況を受け入れている貴様らや、ケルディックを奪い取った所か帝都襲撃等数々の卑劣な行いを働いたメンフィルに対する”見せしめ”として襲撃しろとな。」
「そ、そんな……!?」
「メンフィルにそのような事をされる原因を先に作ったのはそちらじゃろうが!?どこまで愚かになれば気がすむのじゃ、アルバレア公爵は……!」
猟兵の話を聞いた部下は信じられない表情をし、オットーは怒りの表情で声を上げた。
「フン、”北の猟兵”である我々からすれば”追加料金”を貰い、故郷に仕送りができるのだからありがたい話だ。」
「”北の猟兵”……―――ノーザンブリアの猟兵どもか!お主らはこのような卑劣な事をする事に何とも思わんのか!?”北の猟兵”は元々国を護る兵士達だったと聞いておるぞ!?」
猟兵の正体を知ったオットーは怒りの表情で声を上げた。
「我々は故郷の民達を餓えさせない為に猟兵になると決め
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