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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜ケルディック焼き討ち〜
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隊の一部も防衛する事になっている為、猟兵達も手が出しにくいだろう。」

「……わかりました。ちなみに領主の方々はいざ事が起こればどうなさるのですか?」

「事が起こった際はケルディック要塞の防衛の指揮に取る事になっている。――――ただし、俺はケルディックに残って兵達の指揮を取ることになっているがな。」

「レオンハルト少佐がですか?……フフッ、なるほど。”結社”出身の貴方ならば、適任ですね。」

レーヴェの説明を聞いて驚いたベルモンだったがすぐに何故そうなったかの理由を察して苦笑した。



〜現在〜



「……ゲルドさんの”予言”の具体的な内容がどのような内容だったかは知りませんが……彼女がケルディックの市民達の身を心配し、我々を信じて教えて頂いたからには少なくても犠牲者を出さないようにしませんとね……!――――こちらケルディック支部受付ベルモン。緊急事態発生。ケルディック所属の遊撃士達に告ぐ―――――」

数日前の出来事を思い返したベルモンは真剣な表情で通信を開始した。そして少しするとプリネが指揮するケルディック要塞の防衛部隊はバリアハート方面から攻めて来た領邦軍との戦闘を開始していた!



〜20分後、ケルディック要塞〜



「総員、戦闘開始!時間を稼ぐだけでいい!あまり突出しすぎるな!」

「イエス・サー!」

領邦軍の司令官の指示に答えた領邦軍はケルディック要塞に突撃した。



「投石開始!!」

「ハッ!!」

一方突撃して来る領邦軍に対し、ケルディック要塞の屋上にいるプリネの指示によってメンフィル兵達は投石機を使って巨大な岩を突撃して来る領邦軍へと放った。

「ぐわっ!?」

「ががっ!?」

「なっ!?投石だと!?」

巨大な岩に命中した機甲兵達は怯み、それを見た領邦軍は驚き

「クソッ、こんな古臭い戦法でこの機甲兵の部隊に勝てると思っているのか……!?一気に詰め寄って混戦に持ちこめ!!」

司令官は唇を噛みしめた後指示をし、機甲兵達は一斉にケルディック要塞に向かった。



「砲撃開始!!」

「ハッ!!」

「撃て――――ッ!!」

「グアアアアアアッ!?」

「ギャアアアアアアッ!?」

しかしツーヤの指示によって要塞に備え付けてある砲台から解き放たれた砲撃によって機甲兵達は怯み、運が悪い機甲兵はそのまま破壊されて操縦者を絶命させた!



「し、司令……!」

その様子を見ていた兵士は弱気な様子で司令官に話しかけ

「怯むな――――ッ!こちらはこの日の為にクロイツェンの主力まで持ってきたのだ!相手がメンフィルといえど我らに勝機はある!数で押し切れ――――ッ!!」


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