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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜”千の腕”との再会〜
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もリースの処女をケビンが貰ったそうね?」

「ね、姉様ッ!?」

「え”……って、ミントちゃん!?な、なななななな、何でそないな事まで姉さんに教えたんや!?」

ルフィナの問いかけを聞いたリースは顔を真っ赤にして慌て始め、ケビンは冷や汗を滝のように流しながら表情を青褪めさせた状態でミントに視線を向けて尋ねた。



「えっと……ごめんなさい、ケビンさん、リースさん!ミントは黙っているつもりだったんだけど、エイドスさんが先に説明しちゃったんだ……」

「いい”っ!?よ、よりにもよって……!」

「い、一体何故そのような事を……?」

ミントの答えを聞いたケビンは表情を引き攣らせてリースと共にエイドスを見つめた。

「フフ、私自らお二人が結ばれた事を祝福したのですから、お二人のご家族にも知らせておくべきでしょう?」

「た、確かにその通りですが、もうちょっと他にも言い方ってもんがあるんやと思うんですが……!?」

エイドスの説明を聞いたケビンは慌てた様子でルフィナを気にしながらエイドスに指摘したその時

「ケビン。」

「な、なんや、ルフィナ姉さん!?」

ルフィナが静かに自分の名前を呼ぶと姿勢を正した。

「エイドスさんの両親や先祖の方々に挨拶をする前に”色々と”聞かせてもらうから場所を変えるわよ。―――リース、勿論貴女にも説明してもらうから貴女も一緒に来なさい。」

「う”……ハイ…………」

「わかりました、姉様…………」

そして膨大な威圧を纏って微笑むルフィナに微笑まれたケビンはリースと共に表情を青褪めさせながら頷いた。

「ア、アハハ……二人とも御愁傷様ね。」

「ま、まあ久々の家族としての触れ合いだから、ケビンさん達にとっても懐かしいだろうからある意味いいかもしれないね……」

一方その様子を見守っていたエステルとヨシュアは冷や汗をかいて苦笑していた。



エステル達が心強い味方と合流し、クロスベルへと向かっている一方各地を回って活動していたリィン達は依頼を全てこなした後、”精霊窟”の一つである地霊窟の奥にある扉の前に到着していた。
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