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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第107話
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)”とやらは”精霊”というより”ドワーフ族”に近いと思うのですが。)
「(言われてみればそうだな……)―――残念ながら、リザイラは何も知らないって。」
「”精霊王女”のリザイラですらも知らないのか……」
「ううっ……ちょっとだけ期待していたんだけどな……」
リザイラの答えを口にしたリィンの話を聞いたガイウスは驚き、エリオットは肩を落とした。
「話を聞く限り調達するのは難しいかもしれませんわね……」
「――――ゼムリアストーンなら手に入れられるわよ。かなりの”試練”を乗り越えられればだけど。」
そしてセレーネが考え込んだその時セリーヌが意外な答えを口にした。
「え……!?」
「本当なのか!?」
「ウソを言ってどうすんのよ。アンタたち、これまで各地で不可思議な遺跡を見かけてきたでしょう?」
「あ!確か、上位属性の働いていた……」
セリーヌの指摘を聞いたリィンは各地で見つけた遺跡を思い出して声を上げた。
「そう、あれは”精霊窟”っていう場所でね。その昔、地精たちが七耀脈の上に築き上げたらしくてね。ゼムリアストーンの結晶化を促す場所で、それを材料に使って騎神のフレームを造り上げたそうよ。ゼムリアストーンがあるとしたらそこの可能性が高いでしょうね。」
「わ、私も知りませんでした……」
「セリーヌ……どうしてそんな大事な事を黙っていたんだ?」
セリーヌの話を聞いたエマは驚きの表情をし、リィンは信じられない表情で尋ねた。
「別に、今までは必要なかったんでしょ?みだりに人間に教えるべきものでもないからね。」
「ま、まったく、君ってヤツは……」
「そういう事情なら仕方ないと思いますけど……」
セリーヌの答えを聞いたマキアスは呆れ、エリスは苦笑しながらセリーヌを見つめた。
「でも……そこに行けばゼムリアストーンが手に入るってことだよね!」
「よし―――そうと決まればやるべきことは一つだ。各地の状況を確認しつつその”精霊窟”を訪ねてみよう。どんな試練が待ち受けようと乗り越えて見せる……!」
「ええ、そうね……!」
こうしてリィン達は各地の様子を再び確認しながら”精霊窟”を目指す事になった。オリヴァルト皇子から来ている依頼を確認後、行動を開始した。一方リィン達が行動を開始している中、ミントは”歴史の流れ”を守る為にエイドスを連れて過去の時代へと向かい、ある人物に事情を説明していた。
リィン達がゼムリアストーンの入手を決めて行動を開始したその頃、エステル達は旧知の仲である
守護騎士
(
ドミニオン
)
の一人と合流し、ある人物を連れて来る為にエイドスを連れて時代を移動したミントをエイドスや二人が連れて来る人
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