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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第107話
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まれたトワは真剣な表情で頷いたが

「あ、多分それは無理だと思うよー?」

「え……」

「無理って、一体どういう事?」

ミリアムの推測を聞いて目を丸くし、ゲルドは不思議そうな表情で尋ねた。



「その人達、滅茶苦茶秘密主義だから、ある程度親しくて互いに信頼していても連絡先なんて教えていないと思うし、例え教えていても他者には絶対に教えるなとか言ってると思うよ。」

「それは…………」

「ま、確かにその可能性は考えられるわね。”空の女神”に頼る事は期待しないほうがいいわね。」

「チッ、肝心な所で使えんとは……”空の女神”の名が聞いて呆れるな。」

「君な……気持ちはわかるが、幾ら何でもさすがに”空の女神”に対して失礼だぞ、それは。あんな性格でもゼムリア大陸の人々がずっと崇めてきた女神だぞ?」

「マ、マキアスさんも何気にエイドス様に対して失礼な事を口にしているのですが……」

ミリアムの答えを聞いたリィンは複雑そうな表情をし、サラ教官は頷いた後真剣な表情でリィン達を見回し、舌打ちをしたユーシスの言葉を聞いたマキアスは疲れた表情で指摘し、マキアスの言葉を聞いたセレーネは苦笑した。



「……話を戻すが、そもそも騎神自体がその鉱石で作られているという話だったな。エマは何か知らないのか?」

「そうですね……騎神が生まれた経緯については私達”魔女の眷属”にも多くは伝わっていません。ですが、言い伝えでは1200年前の”大崩壊”前後に鍛えられたと聞いています。その時代にいたという、”地精(グノーム)”と呼ばれる職人たちの集団によって。」

「地精、か……」

「……帝国に伝わる伝承の一つでもあるな。」

エマの話を聞いたガイウスとユーシスはそれぞれ考え込んだ。



「ええ、もともと彼らは私達”魔女(ヘクセン)”の祖先と行動を共にしていたそうですが……何時の時代からか道を分かってしまったとか。」

「そんな事があったのですか……」

「一体何があったのでしょう……」

「うーん、でもそれじゃあ手がかりが少なすぎるわね……」

エマの説明を聞いたアルフィン皇女は目を丸くし、エリスは不安そうな表情をし、サラ教官は疲れた表情で溜息を吐いた。



「”地精”と言う事は”精霊”よね?リィン、”精霊王女”のリザイラは何か知っていないの?」

その時ある事に気付いたゲルドはリィンに尋ね

「あ……ちょっと待ってくれ。(リザイラ、どうなんだ?)」

ゲルドの問いかけで目を丸くしたリィンはリザイラに尋ねた。



(私も初耳ですね。そもそもノルドの地に”領域”を同化させたのは私達の世界が繋がってから数年後の事です。それに話を聞く限り、その”地精(グノーム
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