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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第107話
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「ミリアム君は何か知っているのかい?」

リィンは不思議そうな表情をし、ジョルジュは尋ねた。



「んー、ちょっとだけどね。その”守護騎士(ドミニオン)”って言うのは七耀教会の裏組織を束ねる人達の事なんだ。その裏組織に所属している神父やシスターも結構な腕利きだけど、”守護騎士(ドミニオン)”はその人達なんかとは比べ物にならないくらい滅茶苦茶強いらしいよ〜?」

「ふえええええっ!?」

「し、神父やシスターの方が戦うのですか……」

「しょ、正直信じられないです……」

「巡回神父たちは身を守る為に武術も身につけている話は以前ノルドの地に日曜学校で訪れた神父の方から聞いた事はあるが……」

「例えで言うと誰くらいの強さ?」

ミリアムの話を聞いたトワは驚き、セレーネは目を丸くし、エリスは戸惑い、ガイウスは考え込み、フィーは真剣な表情で尋ねた。

「んー、その人達の事全員を知っている訳じゃないから明確な答えはわからないけど、一番強い人なら”英雄王”に殺された”執行者”――――”劫炎”とも互角……下手したら互角以上かもしれないし、”光の剣匠”をも越えているかもしれないよー?」

「なっ!?父上をも越えている強さだと!?」

「そ、そんなに強いのですか!?」

(守護騎士第一位にして星杯騎士団総長の”紅耀石(カーネリア)”なら確かにあの”執行者”や”光の剣匠”とも少なくてもまともに渡り合えるでしょうね。)

そしてミリアムの口から出た予想外の答えにラウラとエマは驚き、セリーヌは目を細めた。



「……エステル達の知り合いって事は恐らくそいつの事じゃないわ。さっきの話に出た”守護騎士(ドミニオン)”は”リベールの異変”に関わった”守護騎士(ドミニオン)”でしょう?」

その時静かな表情で推測したサラ教官はシグルーンに視線を向け

「ええ。それと余談になりますがその神父の方はリフィア殿下やレン姫、そしてプリネ姫とオリヴァルト皇子とも旧知の仲ですわ。」

「えっ!?お、お兄様とですか!?……あ!そ、そう言えば”リベールの異変”と”影の国”という場所で知り合った神父とシスターの方がいる話を聞いた事がありますわ!」

シグルーンの答えを聞いて驚いたアルフィン皇女だったがある事を思い出して声を上げた。



「会長、後でオリヴァルト殿下やプリネさん達に連絡を取ってオリヴァルト殿下達と顔見知りである”守護騎士(ドミニオン)”の方と連絡が取れないか聞いて頂いてもよろしいでしょうか?もしその方がエイドスさん達と一緒にいるのならば、エイドスさんが大量のゼムリアストーンを持っていた場合、何とか譲って頂けないか交渉をしたいですし。」

「う、うん。後で聞いておくね。」

リィンに頼
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