【ソードアート・オンライン】編
144―Ex.幻想閑話集
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
IDE END
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
<不死鳥との再会>
SIDE 升田 真人
(……この感じは…)
死屍累々を介抱して早くも数日。【満足亭】を休業にして人里をとある目的≠フ為にぶらぶらしていた。……そのとある目的≠ニは、憚らずに言ってしまえばとある人物──あの惨状以来、俺に視線をぶつけてくる人物を引っ張り出すことである。
……俺は、その視線をぶつけてくる人物>氛汞生きているとも死んでいるとも取れるその気質∞≠ノは覚えがあった。
(……あそこで曲がるか)
そのタイミング≠掴む為に、人里のメインストリートをふと見えた裏道を見付けて、違和感を感じさせない様に曲がる。……すると10メートルほど後ろを歩いていた──視線をぶつけてきている人物≠煢エに続き裏道に入ってくる。
(……もう一本♂メぎたいな)
裏道に入った俺は視線≠もう一度だけ切りたかったので、また曲がり角を探しすぐに見付ける事に成功する。やはり視線をぶつけてくる人物≠ヘ俺を追跡してきている。
(ここだ──)
「“テレポ”」
どことなく暗く感じる路地裏。いい加減そんな追っかけ劇を終わらせた俺は、“テレポ”で視線をぶつけてくる人物≠フ背後に転移する。……それは、当然のことながら視線をぶつけてきていた人物≠ヘ俺を──視線をぶつける対象をいきなり見失うと云うことと同義で…。
――「消えたっ?」
「………」
突然に俺を見失って、わたわたとしているその少女。悪戯心も湧いたので、そのままその少女の後ろで息を潜める。少女の動きに合わせて背後に回ったりしていたが、それにしても飽きてきたのでそろそろ声を掛けてやることに。
「なぁ少女よ」
「あわっ!?」
「久しぶりだな、妹紅──って、おおう…」
「………」
視線をぶつけてきていた人物>氛沒。原 妹紅の、戦闘時以外に、許容範囲過超(キャパシティ・オーバー)になると気絶してしまう≠ニ云う悪癖は変わっていなかったのだと知った。
今回の釣り≠ノついて。……結果は気絶≠ニ──聊か締まりは悪いが、それが藤原 妹紅との再会だった。
……その後は、このまま妹紅を放っておくのもアレだったので──大絶賛現在進行形で気絶している妹紅と共に“テレポ”で【満足亭】まで転移して妹紅を介抱した。……そして妹が起きた時に色々と──てんわやんわあったりしたのだが、そこらは敢えて詳らかに語るべくことでも無いだろう。
SIDE END
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
<紅い龍と赤い龍>
それは生
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ