暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-H移ろいゆく季節〜Knight’s Trial〜
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る。トリシュちゃんはパラディン全員を師事してるからかな。普通に強いよ。クラリスちゃんも、使い魔のステュムパリデスの方が圧倒的だし、クラリスちゃん自身も強い」
アリシアちゃんからの質問になのはちゃんが答えてく。そんで、なのはちゃんやわたしらの予測通りトリシュとクラリスの2人は無事に勝利を収めた。向こうには聞こえてへんやろうけど「おめでとう!」と一緒に拍手を送る・・・んやけど、他の見学者であるシスターや神父さんは何もせぇへんかったから、わたしらちょう浮いてるかも。
「気にするな。大切な友達の勝利を祝うのに何を躊躇う必要がある」
ルシル君がわたしらにそう言うて一際大きな拍手の音を出した。そうやね。何も変なことやあらへんのやから。わたしらはまた拍手して、トリシュとクラリスの勝利を祝った。それから色んな騎士たちによる1対1の試合を観てく。そんでもう1人の友達の試合が始まる頃になった。
「アンジェリエの試合が始まるわ」
アンジェリエ・グリート・アルファリオ。所属は紫唐菖蒲騎士隊プルプァ・グラディオーレ。Bクラスの1位。シャルちゃん達に比べるとちょう遅れてる感じやな。騎種は打撃騎士。デバイスは旗型のアームドデバイス・“ジークファーネ”。その戦い方は、マーチングバンドのカーラーガードみたく旗を棍のように振り回しての打撃が主や。
「昨日の内にシャルちゃん達に応援メールを送ったから、その応援メッセージを励みにして勝ってほしいね」
「メッセージと一緒に念を送ってやったわよ」
「あー、アリサの念は強そうだよね」
「今からでも遅くないから、念を送ろうか!」
モニターに映るアンジェリエに向かってみんなで両手を翳して、「ファイトォー! アンジェリエ〜!」念を送る。そしてアンジェリエは、相手の白雪中花騎士隊ヴァイス・タツェッテ所属の、メイス型のデバイスを携えるAクラス3位の男性騎士と試合開始。
「頑張れー!」
「負けんじゃないわよー!」
その直後から相手と真正面からのど突き合い。アンジェリエは“ジークファーネ”を振るって、薙ぎや突きによるコンビネーションを繰り出す。そやけど相手はAクラス3位、しかも男の人であり、メイスって完全な打撃武器型のデバイスでもあることで、アンジェリエを力尽くで弾き返しては攻めに転じる。
「まずいな。動きが読み切られている」
「アンジェリエの動きは決して悪くはねぇ。管理局に入れば優に武装隊の隊長になれるってレベルだ」
「教会騎士団のレベルの高さがよく判るよね」
「さすがは戦闘に特化した魔法体系。強い人がゴロゴロ居る」
他のモニターに映ってる騎士たちの試合。どれもこれも高レベルの戦闘で、もし万が一管理局と教会騎士団が衝突したら管理局が負ける、そう思えるほどや。
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