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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-H移ろいゆく季節〜Knight’s Trial〜
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たんだ。だから今日はお姉ちゃんとの時間を大切にするの♪」

満面の笑顔なセレスちゃんはピースサインを作って、「またね!」みんなに手を振ってからスキップしながら帰ってった。そんなセレスちゃんとお別れして、わたしらはみんなの元へ。そんでわたしらも席に着いて、フィールドに整列してるシャルちゃん達を見る。騎種別に並んでるようで、シャルちゃんら剣騎士が並ぶ列の人数は他の列に比べて倍近い。

「あ、ルミナとパーシヴァルさん、それにシスター・プラダマンテも居るな」

騎種別に並んでる列の前方に設けられてる円卓にルミナ達、それに知らん人ら含めて8人が着いてる。

「あの人たちがパラディンなんだって。ルミナちゃんだけ小さいから結構目立つよね」

「現役パラディンで10代はルミナだけみたい」

ルミナ以外はみんな大人の人で、20代は確かパーシヴァルさんとシスター・プラダマンテだけ。他の人はみんな40〜50歳くらいのおじさんなんやけど、一目で普通やない実力を持った騎士やって、こんな遠く離れたところからでも感じるほどの雰囲気を纏ってる。

「ついさっき、今回の昇格試験についての説明がシスター・プラダマンテからあったんだけど、思ってた以上にハードよこれ」

「騎種別の試合ってことは聴いてたんだけど、まさか2週間かけての総当たり戦だなんて」

アリサちゃんに続いてすずかちゃんがそう話してくれた。シャルちゃんからは試験の期間なんて聴いてなかったから「そうなん!?」ちょう驚き。2週間、14日間かぁ。今のわたしらならその内の約半分が休みやから、また応援に来られるな。

「総当たり戦の勝ち星で順位を決めて、最終日前日にそれまでの試合で獲得した勝ち星によって序列を決定。んで、1位だった奴が晴れてパラディンへの挑戦権を得られるっつうわけみたいだな」

「しかし。佇まいだけで強者と判る連中が居るな。・・・試合たい・・・!」

「あちゃあ。シグナムの発作が始まったですよ」

「にゃはは・・・」

シグナムは戦って競い合うってゆんが好きな子やからなぁ。でも確かに見ただけで強いって騎士が大勢居る。受験者の人たちを眺めてると、一斉に移動を始めてここ第1クッペルから出て行き始めた。

「試合会場に行くんやな。わたしらも・・・ってあれ? みんな、どうしたん?」

椅子から立ち上がるわたしとルシル君とリインとアイリ。そやけどシグナム達は座ったままや。とここで「あ、ごめんなさい、はやてちゃん。伝え忘れました」シャマルが謝って、みんなが移動せぇへん理由を教えてくれた。

「丘陵地帯・・・?」

「はい。試験会場となる場所は、ここよりさらに奥に広がる丘陵地帯の指定区画となるそうです。どんな悪地でも十二分に戦えることが出来るように悪環境の中で訓練する
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