暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-H移ろいゆく季節〜Knight’s Trial〜
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く「あ・・・」マイスターが気付いて固まって、流れるように居住まいを直した。
「なあ、ルシル君」
「っ!・・・はい。なんでしょうか、はやてさん」
「わたしらへのメールは後回しにして、クロノ君やユーノ君へのお祝いメールは即送信ってどうゆうことなんかなぁ?」
どうしよう。アイリ、今すぐこの場から逃げ出したい。あぁ、でももうそろそろ到着するから席を立つことは出来ないし。
「いや、その、あー・・・」
「・・・ま、まさか! ルシル君、ちょう逢わへん内に女の子より男の子の方が好きになってしもうたん・・・!?」
「待て、待ってくれ、はやて。それ以上はいけない。誤解されるから」
少し前に女の子と間違われてナンパされたこともあって本気でうろたえるマイスターが『助けてくれ、アイリ』思念通話で助けを求めてきた。
『無理』
愛おしいマイスターからのヘルプだったけど、こればっかりは『マイスターの自業自得だと思うんだよね』って伝える。だからしっかりと叱られてもらおう。するとマイスターは『・・・あぁ、そうだな。自業自得だ』折れて、はやてとリインの方に体を向けて頭を下げた。
「すまなかった。本気で謝る。これからはちゃんと返信もする。だから許して下さい」
「・・・ルシル君。ホンマに忙しいんならしゃあないよ、正式な局員の忙しさはわたしもまだ判ってへんから。そやけどほとんどが既読スルーってゆうのだけは勘弁してほしい。みんな心配してるんよ。もしかして体を壊してるから返信できへんのかなぁ〜って」
「一応アイリからある程度話を聴けますけど、やっぱりはやてちゃんやリイン達は、ルシル君から直接聴きたいんですよ」
はやてだけじゃなくリインにまでそう言われて、「ごめんなさい」マイスターはボッコボコ。はやてとリインは顔を見合わせて、「はい」硬かった表情も崩して優しい微笑みを浮かべた。マイスターもホッとして、「俺からもちゃんとメールするから。その時は返信、お願いします」って告げた。
「うん、こちらもお願いします」
「です♪」
そうしてアイリ達はミッド北部の次元港に到着。そこからバス移動して、ベルカ自治領ザンクト・オルフェンの中央部アヴァロンにある聖王教会本部を目指す。
†††Sideアイリ⇒はやて†††
「おーい、こっち、こっち〜!」
聖王教会本部に到着したわたしとルシル君、それにリインとアイリ。そんなわたしらに大手を振って出迎えてくれてるんは「セレスちゃん!」やった。ついさっきメールで、先に試験会場へ移動することになったから、わたしらのための案内役を1人置いてく、って送られてきたけど。まさかセレスちゃんやったなんて。
「会場へは私が案内するから、付いて来てね」
ボーイッシュな私服姿の
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