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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-H移ろいゆく季節〜Knight’s Trial〜
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イスターがキッチンに向かってポットを掲げて見せてそう訊くと、「う〜ん、とぉ〜っても嬉しいお誘いやけど・・・」はやてが渋った。珍しいね。

「早い内にザンクト・オルフェンに行った方が良いかと思うですよ、ルシル君。シグナム達やなのはさん達はすでに向かってるですし」

リインがそう言った。シグナム達が居ない理由はそれなんだね。マイスターは「行くの少し早くないか?」時刻を確認した。今は午前7時20分。今から次元港へ向かってミッド北部行きの便に乗って、次元港からザンクト・オルフェンまでの移動を考えても、シャルの試験は後の方だから少し早いかも。

「シャルちゃんだけを応援するならちょう早いかもやけどな。そやけど、応援するべき友達がわたしらには他に居るやろ?」

ウィンクしてマイスターにそう言うはやてに、「そうか、トリシュも試験を受けるんだったか」マイスターは思い出したかのように1人の名前を口にした。トリシュ、トリシュタン・フォン・シュテルンベルクは、マイスターがオーディンって名乗ってた頃、シュテルンベルク家の当時の当主、エリーゼとの間に生まれたって言う子供の子孫の1人だね。ちなみに兄にパーシヴァルって人も居て、2人揃ってマイスターにそっくり。でも髪や瞳の色はエリーゼのものを受け継いでる。

「アリサさんは、クラリスさんの応援もしたいと言ってたですよ」

「そうゆうわけで、シャルちゃんだけやなくて他のみんなも応援しようってことにしたんよ」

「判った。トリシュやクラリスにも世話になったことがあるし、彼女たちの応援もしよう」

「異議な〜し」

というわけで、アイリ達は本局の次元港へと出発。バスに揺られて到着した次元港から船に乗ってミッドチルダの次元港へと向かう。その道中、はやてがこれまで直接会って会話できなかった鬱憤を晴らすかのようにマイスターに話題を振りまくる。

「そんでな。リンディ提督がアースラを降りることになって、クロノ君が新しく艦長になるんやって」

「あー、それはメールで見たよ。クロノもとうとう艦長職に就くんだな」

「そうやね〜。それとな、昨晩なのはちゃんから連絡もらったんやけど、ユーノ君が無限書庫の司書長に就任するるってゆう話は聞いてる?」

「ああ、もちろん。直接逢える余裕が無かったから、クロノとユーノにはすぐにお祝いのメールを送ったよ」

マイスターがそう言った瞬間、はやてとリインの表情がカッチカチの笑顔で固まった。マイスターはそれに気付かずに「俺も同じ男として負けていられないよな」格好いい声色で決意するんだけど・・・

(気付いて、マイスター! はやてとリインの表情を!)

はやてとリインは目の笑ってない笑顔を浮かべて、ギギギ、って擬音が合いそうな感じでマイスターの方を見た。そしてようや
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