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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第102話
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ヘクトルに乗り込んでいるログナー侯爵の宣言―――ログナー侯爵とアンゼリカの”一騎打ち”の宣言はその場にいる全員を驚かせる発言だった。



「そ、それって……」

「”一騎打ち”ということか……!」

「”将”同士による決着ですわね……」

ログナー侯爵の宣言を聞いたアリサは目を見開き、ラウラとセレーネは真剣な表情で呟いた。

「フッ、やはりそう来ると思っていたよ。――――いいでしょう、父上!今こそ決着をつける時だ!」

そしてアンゼリカが操縦するシュピーゲルとログナー侯爵が操縦するヘクトルは互いに対峙し

「「参る(ゆくぞっ)――――!!」」

互いの拳を互いの機体にぶつけて戦闘を開始した!


「おおおおおおおっ!!」

衝撃からすぐに立ち直ったヘクトルは強烈な一撃をシュピーゲルに放ち

「くっ……!!」

シュピーゲルは両腕を前に組んで強烈な一撃をガードした。



「どうした娘よ!修めたという東方の武術もその程度のものだったか!?」

「ッ――――――はあああああああっ!!」

ログナー侯爵の怒鳴りに応えるかのようにアンゼリカは咆哮を上げながらシュピーゲルを操作してヘクトルを吹き飛ばした!



「むうっ!?」

「ハハッ、父上こそ耄碌したのでは!?力押しで抑えこめるほど”泰斗”は甘くないよ!」

「くっ、小癪な!」

「こ、侯爵閣下ッ!」

「姫様――っ!どうか頑張ってください!」

両陣営の兵士からそれぞれに対する激励の言葉がかけられていた。



「……完全に親子喧嘩のノリだね。」

「さ、さすがにこんな親子喧嘩、普通はしないと思うけど……」

一方その様子を見守っていたフィーは呆れ、エリオットは苦笑し

「フフッ、リィンさんはエリゼと兄妹喧嘩したらどちらが勝つでしょうね?」

「?リィンはエリスの双子の姉とは仲が悪いの??」

ある事に気付いたシグルーンは微笑みながらリィンを見つめ、シグルーンの言葉が気になったゲルドは不思議そうな表情でリィンを見つめ

「アハハ……仲は勿論いいわよ?でも……」

ゲルドの疑問に苦笑しながら答えたアリサは言葉を濁した。



「……その時が来れば勿論私は姉様に加勢させて頂きます。」

エリスは静かな表情で呟いてリィンを見つめ

「う”っ……というか何でそこでエリスまで加わるんだよ……」

「そ、そのお兄様。怪我はわたくしが跡形もなく治療しますので、その時になれば治療致しますね。」

シグルーンとエリスの言葉を聞いたリィンは表情を引き攣らせた後疲れた表情で肩を落とし、セレーネは苦笑しながらリィンに慰めの言葉を送った。



「まあ、拳であっても語
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