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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第101話
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長は力を籠めた平手打ちをハイデル取締役の両頬に叩きつけ

「ふんっ……!」

「ほごおおっ……!!」

最後に正拳突きをハイデル取締役の腹に叩きつけた!

「…………………」

イリーナ会長の制裁を受けたハイデル取締役は床に蹲って身体をピクピクさせ

「よくもアリサのお家を汚したな―――!これはお仕置きだよ!―――轟雷!!」

「あばばばばばばばばばっ!?……………………」

そして止めにミルモの電撃魔術をその身に受けた後気絶した!



「す、凄ましすぎる……」

「ミ、ミルモ………さすがに今のはやりすぎだった気がするんだけど……?」

「お見事です、会長♪それとミルモ様もナイスですわ♪」

「さすがはアリサ君の母上と騎士(ナイト)だ。う〜ん、惚れ惚れするねえ♪」

仲間達と共に冷や汗をかいて見守っていたリィンとアリサは表情を引き攣らせ、シャロンは微笑み、アンゼリカは笑顔でイリーナ会長とミルモを順番に見つめた。



「はあ、でもこれで……」

「……何を呆けているのかしら?こちらはもう大丈夫よ。後の事は任せておきなさい。貴方達のやるべきことはまだ残っているのではなくて?」

「あ……」

「……そうですね。行きましょう、アンゼリカ先輩。」

「ああ、そうしよう。どうやらお迎えも来てくれたようだしね。」

リィン達が外に視線を向けるとカレイジャスがRF本社の目の前に滞空していた。



「カレイジャス……!」

「来てくれたのね……!」

「リィン君、アンちゃんっ!どうやらRF社の事は上手くいったみたいだね!?」

「ここからが最後の詰めだ!みんな、急いで乗ってくれ!!」

「……これで全ての準備が整った。私と父の”親子喧嘩”に、決着をつける時だ……!」

その後、リィン達はカレイジャスでルーレ市を後にし………アンゼリカの協力者――――領邦軍の有志たちと合流するため街道の街外れへと向かうのだった。
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