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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第101話
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ータを入力した機体だぞ!?お前達如き若造がそれを打ち破るなど……!!」

ハイデル取締役は取り乱した様子で声を上げた。



「確かにパワーとスピードは凄かった。だが―――それだけだ。見様見真似で剣を振るっても、魂がなければ刀は応えてくれない。人間だろうと機械だろうと、それは同じだ。」

「うむ、その通りだ。」

「フフ、そもそも”あの程度”の剣が”八葉一刀流”の剣技とは笑わせてくれますわ。先程の機械は単に力と速さに任せて剣を振るっただけです。」

リィンの言葉にラウラは頷き、シグルーンは微笑みながらハイデル取締役に指摘した。



「ぐ、ぐぐ……知ったふうな口を聞くな!!こ、こうなったらビル内の人形兵器を全てこの部屋に―――」

「無駄よ。」

ハイデル取締役が無駄な抵抗をしようとしたその時シャロンやエウシュリーちゃん達を伴ったイリーナ会長が会長室に現れた。



「母様……シャロン!!」

「あの天使のメイドの方々も一緒ですわね……」

イリーナ会長達の登場にアリサは声を上げ、セレーネは苦笑しながらエウシュリーちゃん達を見つめ

「フッ、どうやらそちらも上手くいったようですね?」

アンゼリカは静かな笑みを浮かべてイリーナ会長に尋ねた。



「ええ、このビルのセキュリティは完全に掌握したわ。」

「それとこの建物にとって邪魔な機械や人も全部”お掃除”しましたよ〜。」

「ああいった”お掃除”なら……ズルズル……私でも……モグモグ……ちょちょいのちょい。」

「後はあなたを”お掃除”するだけですー♪」

「………………」

イリーナ会長の言葉に続くようにエウシュリーちゃん達は緊迫した雰囲気をぶち壊すかのようにそれぞれ呑気そうな様子で答え

「ジ・エンドですわね、ハイデル様♪」

そしてシャロンが微笑みながら止めの一言を口にした。



「ああ、あああああっ……!?」

自分が絶体絶命の状態に陥った事にようやく気付いたハイデル取締役は恐怖の表情で近づいて来るイリーナ会長達を見つめた後慌てた様子で言い訳をし始めた。

「イ、イリーナ会長……!こっこれはそのっ!何かの間違いといいますかっ!そ、そうです!全ては貴族連合の上層部からの命令で仕方なくっ!!」

「……私を出し抜いた事は褒めてあげるわ。私も前会長を追い落としてラインフォルトを手に入れた。その意味で、あなたのやった事は野心家としては間違いではない。」

「へ…………」

イリーナ会長の口から出た予想外の答えにハイデル取締役が呆けたその時!

「―――ただ、他人の”家”にまで土足で上がりこんだのはお仕置きしておかないとね。」

「はがががががっ……!?」

イリーナ会
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