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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第100話
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学友とのことだったな。アポイントも無しに少しばかり無礼ではないかね?」
「突然の来訪、失礼します。ですが今日はどうしても外せない用事がありまして。」
「ほう……?」
「叔父上……時間が惜しいから単刀直入に言わせてもらうよ。貴方はそのデスクに座れるような器じゃない。とっととアリサ君の母上にお返しした方がいいだろう。」
「…………ほう…………シスターの格好をしている割に挑発的な事を言ってくれるな?」
アンゼリカの忠告を聞いたハイデル取締役は怒りの表情でアンゼリカを睨みつけた。
「内戦に乗じてトップを軟禁し、帝国を支える大企業を乗っ取り……私的な住居すら土足で入り込む帝国貴族とも思えぬ厚顔無恥さ。―――私はね、叔父上。これでも怒っているんだよ。父に対する感情とはまた別にね。」
「アンゼリカさん……」
「さっさとそこを退きたまえ、ハイデル・ログナー。これ以上身内の恥を晒すなら、私も容赦しない。」
「アンゼリカ―――やはりお前は兄上そっくりだなぁ。そういう意味も無いプライドで自らを縛るようなところなど特に。だから発足した貴族連合の主導権争いにも参加できないのだ。由緒正しい四大名門の一角として何とも情けない限りじゃないか?」
アンゼリカに命令されたハイデル取締役は呆れた表情で指摘した。
「それに関しては、父もあなたにとやかく言われたくないだろうね。―――父とはこれからきっちりと決着をつけるつもりだ。ここで、あなたを拘束した後でね。」
「フン、揃いも揃って……」
「……ハイデル取締役。この場は退いてもらえませんか?ラインフォルト社を――――そしてルーレのあるべき姿を取り戻す為に。貴方だって、第一製作所の責任者としてRFの一角を担ってきた筈でしょう!?」
「……申し訳ないが、アリサ君。もはや、そのような甘い考えではこの内戦下の帝国は生き抜けないのだよ!」
アリサの言葉にハイデル取締役が声を上げて答えたその時ハイデル取締役は指を鳴らした。すると突如大型の人形兵器がリィン達の目の前に現れた!
「と、突然現れましたわ……!」
「一体どうやって……」
「また人形兵器……!!それもかなりのデカブツだわ!」
「―――何かが”いる”とは思っていましたが……」
「対象者8名確認――――殲滅モードに移行する。戦闘力解析―――”シグレ”を展開。」
リィン達と対峙した人形兵器はリィン達の周囲に小型の人形兵器を展開した!
「囲まれたか……!」
「その太刀と構えは―――まさか!?」
「……どうやら”八葉一刀流”の”型”が組み込まれているみたいだな。」
「……!」
「くっ、叔父上らしからず妙に余裕があると思えば……!
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