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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第100話
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「……ハッ!?こら―――――!ラインフォルト家で雇う使用人達の事で家族の私に相談も無く、勝手に話を進めないでよ――――――ッ!!」

そしてイリーナ会長達がその場からいなくなった後我に返ったアリサは声を上げ、その様子を見たリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ

「ったく、本当に何なのよあのメイド達は……」

サラ教官は疲れた表情で溜息を吐いた。

「ハハ………ああいう謎の所も相変わらずだな。さてと。お次は私の叔父―――ハイデル・ログナーの拘束だ。みんな、引き続き力を貸してくれたまえ!」

一方突然の出来事を呆けた様子で見守っていたアンゼリカは苦笑しながら呟いた後リィン達を見回して号令をかけ

「はいっ!!」

アンゼリカの号令に力強く頷いたリィン達はビルの制圧を開始した!



〜同時刻・RF本社ビル23F・会長室〜



「……な、なんだと!?アイゼングラーフが奪われた!?しかもイリーナ会長がこちらに向かってきているだとぉ!?とっとと取り押さえるがいい!」

一方その頃アイゼングラーフ号が奪われた報告を聞いたハイデル取締役は信じられない表情で声を上げた後指示をした。

「そ、それが拘束しようとしてもメイド達に邪魔されてしまい……!いかがなさいますか?」

ハイデル取締役の指示を聞いた通信相手の兵士は戸惑いの表情で報告した後指示を促した。



「い、いかがも何も……至急警備レベルを上げろ!何人たりとも絶対にこの部屋に近づけさせるな!」

「ハ、ハッ!」

ハイデル取締役の指示を聞いた兵士は慌てた様子で答えて通信を切った。

「くっ、あの忌々しい姪が……大人しくメンフィルで働いていればいいものを……わざわざ戻って来て余計なことばかりしおって!そ、そうだ。黒竜関にいる兄上に連絡を……!」

通信を終えたハイデル取締役はアンゼリカの顔を思い浮かべて唇を噛みしめた後ある事を思いついて明るい表情をしたが

「……だめだ、今から応援を呼んでも間に合わん!こ、このままでは……!」

すぐに援軍が間に合わない事を悟り、頭を抱え込んだ。

「クク、こうなったら――――!」

そして自分にとっての”切り札”を出す事を決めたハイデル取締役は口元に笑みを浮かべた。



その後リィン達はビル内にいる人形兵器達を撃破し、セキュリティを解除しつつ上へと目指し、ついに会長室に突入した。



「フフ………よく来たね、諸君。」

「ハイデル取締役……」

「ようやく会えたね、叔父上。」

リィン達が会長室に突入すると外の景色を見つめていたハイデル取締役が余裕の笑みを浮かべて振り向いた。



「フフ……アリサ君は久しぶりだ。そして、そちらは士官学院の
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