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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第100話
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クライアント)がお前達の身柄を押さえたがっているようだからな。大人しくしてさえいれば、まもなく――――」
「確かに、あと少しでルーレ市に到着するわね。戯れはこれくらいにしておくとしましょう。――――”いいわよ、シャロン”。」
「承知いたしました。」
「!?」
「へっ……」
突如聞こえて来た女性の声に猟兵とアリサが驚いたその時天井からワイヤーが現れて銃を持つ猟兵の腕ごと拘束し
「なっ―――!?う、うおおおおおっ!?」
更にワイヤーは一瞬で猟兵の全身を拘束して天井へと釣り上げ、同時にシャロンがリィン達の目の前に着地した!
「一丁あがり、ですわね♪」
リィン達の前に現れたシャロンはリィン達に微笑んだ。
「あ……!」
「シャ、シャロン!?」
「やれやれ、いいタイミングでお出ましね。」
「フフ、さすがは”執行者”と言った所ですか。」
リィン達が驚いている中、サラ教官とシグルーンは苦笑しながらシャロンを見つめた。
「お久しぶりです、皆様。とはいえ、ほんの数日ぶりですけれど。それとゲルド様。予言、ありがとうございましたわ。ゲルド様の予言のお蔭で、軟禁されている会長の居場所を割り出す際に凄く参考になって助かりましたわ♪」
「……そう。よかった……」
シャロンに微笑まれたゲルドは静かな笑みを浮かべて答えた。
「ば、馬鹿な……!いったいどこから!?この列車に入り込む隙など―――!」
するとその時拘束された猟兵が信じられない表情で指摘した。
「クスクス……”最初から車両におりましたが”?ゲルド様のお蔭で、発車する前に潜りこめましたわ。」
シャロンの答えを聞いたリィン達は猟兵と共に冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「どうやら俺達とは別にイリーナさんを助け出そうとしていたみたいですね。」
「そして完全に気配を絶って車内で気を窺っていたわけか。フフ、この主人にしてこのメイドありといった所かな。」
「さすがはシャロンさんですわね……」
「ま、まったくもう……」
リィンやアンゼリカ、セレーネは苦笑し、アリサは呆れた表情で肩を落とした。
「さて、そろそろルーレに到着するわ。RF本社の真下に停車して、そのままビルを制圧するわよ。シャロン、操作を頼んだわ。」
「お任せ下さいませ。」
その後列車はシャロンの操縦によってRFビルの地下の貨物ホームに到着した。
〜RFビル貨物ホーム〜
「ここがRF本社の貨物ホームか……」
「ええ、ルーレ市の基部にある鉄道路線と直結しているわ。普段は製錬された鉄鋼なんかの運搬に使われているけど……」
リィン達が列車からホームに
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