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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第98話
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様?」
シレーネとシグルーンの会話に割り込んできたリィンを見たセレーネは不思議そうな表情をした。
「何でしょうか?」
「その……ロイドさん達――――”特務支援課”の人達は”クロスベル帝国”や二大国侵攻についてどう思っているのですか?その事がずっと気になっていまして……」
「あ………」
「確かにそうね……彼らの活躍や今までの行動を考えると彼らは君達Z組と似ている部分が多いわ。しかももう一人のクロスベル政府の代表であるマクダエル議長も救出している上特務支援課に所属しているエリィ・マクダエルはマクダエル議長の孫娘よ。」
リィンの質問を聞いたアリサは呆け、サラ教官は真剣な表情で呟いた。
「彼らは”六銃士”がクロスベルを新たに導く存在として認め、”六銃士”達と協力体制を結んだと聞いておりますが。」
「なっ!?」
「一体何故彼らが……」
シレーネの答えを聞いたリィンは驚き、ラウラは信じられない表情をした。
「あくまで私の推測になりますが、彼らも彼らなりに考えて今後のクロスベルは”六銃士”によって導かれる事がクロスベルの為になると考えたのではないでしょうか?それに貴方達は何か勘違いをしていませんか?」
「え……」
「……それは一体どういう事でしょうか。」
シレーネの問いかけを聞いたアリサは呆け、ラウラは真剣な表情で尋ねた。
「特務支援課は”エレボニア帝国民ではなくクロスベル自治州民”です。エレボニアを護ろうとする貴方達と違い、彼らは自治州であるクロスベルを護り、”二大国による圧力や干渉を受け続けているクロスベルの状況を少しでも良くする為に動いている存在”ですよ。」
「!!それは……」
シレーネの指摘に目を見開いたラウラは複雑そうな表情をした。
「そもそも”クロスベル問題”の”元凶”である二大国の滅亡と今まで搾取され続けて来た自分達の故郷が大国へと成り上がり、繁栄が約束される事を天秤にかければ、普通ならどちらに傾きますか?」
「あ……」
「………………」
シレーネの推測を聞いたアリサは呆けた声を出した後辛そうな表情をし、リィンは複雑そうな表情で黙り込み
「”クロスベル問題”か……私は話にしか聞いていないが、市民達の間で犠牲者が出たにも関わらず事件は有耶無耶にされて、犯人が捕まらなかった事も頻繁にあったそうですね?」
「ええ……5年前の”事故”を境にそう言った”不幸な事故”は一応止まったんだけどね……」
アンゼリカに視線を向けられたサラ教官は静かな表情で答えた。
「それとクロスベルを解放する為にも彼らや彼らを慕う”六銃士派”の力は絶対に必要だからと思ったからでしょうね。」
「”六銃士派”……
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