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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter54
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的じゃねえか…どういった根拠だ?」
きっぱりと断言するさくらに対してベクターはその理由を聞くとそれはさくらではなくウェルが答えようとベクターの元へと近づきつつ述べた。
「簡単なことだよ、確かにユウヤ・ツキミヤは強い…だが…ムキラスには以前私が渡したあれを持っている…ムキラスが追い込まれ、あれを使うというならば…その時彼らの末路は死だけだろう」
そうウェルはさくらの変わりに自身の考えを交えた結論を話すと…ふーんと興味がなさそうにベクターは聞きとめる。
「まあ、どっちにしたって俺は構わないけど……でも俺が一番気になっているのは…聖剣だ…あのときの力…あれは」
ベクターの脳裏には以前の自衛隊と局員の短い戦争の前日に起きた奇襲で放った雄也の一撃…あれがベクターの脳裏には焼きついていた。
「恐らくそれは一時的な聖剣の力…だと私は思うわ」
此処にいる三人とは違う声ウェルは周囲を見渡すがのこりのさくらとベクターは落ち着いた表情でまわりに聞こえるように口を動かす。
「まさか、あなた様自ら出向かれるとはそれほどまでに雄也というガキに興味があるのですか?皇帝陛下」
ベクターは畏まった口調で話すとさくらたちのいる屋上に円上をした亜空間の穴が開きそのなかから黒いローブを纏っている頭を覆うフードからは纏まった黒髪が出ており、声からも女性だと判別できる。
「ベクター…偵察の任ご苦労…それとお久しぶりですねさくらさん」
「にゃははは、まさか○○ちゃんが生きているなんて思わなかったよ…しかもいまは皇帝なんてね」
皇帝の正体を知っているさくらは皇帝にため口で話しかける。
「それで彼のことですが…私は彼がもしかしたら担い手になるのではないのかと思っています」
「あいつが聖剣の?」
「確率は間違いなくあります、いずれかれは私達の…帝国の最大の障害になりかねませんね」
皇帝は雄也を危険視するがそれはあくまで担い手になった場合とさくらたちに告げると四人はランダルを見据える。
「どちらにしても、俺たちがやることは変わらない…さて、どっちに勝利の女神が微笑むのかね〜」
そうベクターは不気味な笑みを浮かべながら着実に終わりへと向かうこの戦いを見物するのであった。
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