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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter54
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えた末で管理局を裏切って戦うことを選んだ。

選択をするのはゆうくんだけじゃない…彼らにもその選択肢はある。

「お、俺は…し、市民を守る軍人だ!そんな俺が女子供や、新米の局員に守られた自分自身が恥ずかしい!おい!そうだろお前達も!」

「お、俺もだ!」

「俺も市民を守るために局員になったんだ!俺も戦うぞ!」

私の言葉に次々と立ち上がる局員達その瞳には闘志を燃やしていた。

「…ゆうくんならきっとこうしてたわね」

「…以外でした悠里さん、少し前までは局員皆殺しにするとか言ってた見たいじゃないですか」

「ちょっ、その話は止めて!お願いだから」

もうあれは私にとっては黒歴史なんだから…本当に恥ずかしい

取り合えず…これで動ける人は増えたこれで助けられる人も多いはず…

「だけど…この奴等の大群いつまで続くのかしら…」

この襲撃は異常だ、あの夜には鳴りを潜めている奴等がここまで大群できてる…管理局は一体何をしたのだろう

「恐らく、管理局が何かしたのは確かだよ、ここの避難がすんだら雄也の所に行こう」

ジュードくんの問に私は頷き矢の本数を確かめる

残り本数は107本…この数でどこまで行けるか

切れたときの不安が残るけど私は前を見据えて迫る奴等の迎撃を始めるのであった。

雄也SIDE

応援室がある校舎から飛び出した俺は一番奴等が多い校門前にやって来て迫り来る奴等を迎え撃っていた。

既に迎え撃ってから二十分ほどが経過しており俺の周りは倒した奴等の死骸が散乱しており、それでもなお奴等の侵攻は緩むこともなく続いている。

「はぁはぁ…くそ!まだまだ来やがる!一体どれだけの奴等がここを目指しているんだ!?」

完全な圧倒的な物量にものを言わせたこの侵攻加えてこちらは精神的にも肉体的にも長期的な戦いですり減る、対して奴等は疲れも恐怖もなく、目の前の獲物を喰らおうと進み続ける。

いつ終わるのかわからないこの大侵攻は間違いなく俺達が圧倒的な不利な状況に立たされていた。

「けど、諦めるわけにはいかない!!」

いま、俺の後ろには何万という生き残った人達がいる…ここを突破されればその命は無惨にもひとつも残らず散ってしまう…そんなこと…これ以上の悲劇を起こしてはいけない!

「雄也くん!」

「っ!音姉!?それに優花も!」

迫ってくる奴等を切り伏せていると後ろから音姉の声が聞こえてきて後ろを振り向くと此方に走ってくる音姉とそれを護衛する優花の姿があった。

「っ!」

とっさに前に近づいている奴の頭を跳ねてから後ろに跳躍して音姉のもとで着地すると回りを気にしつつ音姉に話しかける。

「音姉!ここは危険だ!直ぐに校舎に避難して!!」
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