第1話「朝チュンっていい響きだよね」
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顔を上げさせる。 さっさとこの場所と、近くの街に行かないと、行き倒れてしまうと感じた。
「おい、ここはどこだ。 で、此処から近い街は何処だ?」
「い、いてて! 分かった! 教えるから、今動かすなってのっ! ??????此処は陳留から300里程離れてる場所で、一番近いのは小沛で、50里程先です。 あっちの方でさぁ」
と逆方向に指差した。 里って、随分と古めかしい単位を使うんだなぁ。 てゆうか、小沛とか陳留って中国の地名じゃないか? 小沛は沛県、江蘇省の方だろう? 陳留は河南省の方だよな。 たしか、此処まで砂漠ではなかった気がするんだが? まぁいいか。
「おい、見逃してやるからとっと行きな。 それとも一緒に小沛に行って突き出されたいか?」
「ひ、ひえぇーー!」
っと、何とも情けない声を上げて、逃げていく男たち。 さて、俺も小沛とやらに向かうか。
歩こうとした瞬間、何かを蹴飛ばす。 何かの本のようだ。 和綴って凝ってるなぁ、と思いつつも拾い上げる。 タイトルは、太平要術??????か。
ってこれは南華老仙が張角に渡したっていう!? てか全3巻じゃねぇのかよ!! もう、どうなってんだよっ!!
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