暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1336話
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 イザークの乗るヒュッケバインMk-Vとの模擬戦は、ナデシコ世界に対して驚愕や恐怖、驚嘆、畏怖といった色々なものをもたらしたらしい。
 俺達が模擬戦をやったのはサツキミドリ2号からかなり離れた場所ではあったのだが、それでもサツキミドリ2号ではどんな手段を使ったのかは分からないが、戦闘の経過を観測したという事になる。
 まぁ、解像度とか倍率とかその辺の問題で鮮明な映像を撮る事は出来なかったらしいが、最終的に連合軍や連合政府を慌てさせるのに十分な実力を発揮出来たのは間違いない。
 そして、翌日にはアカツキの方からやんわりと苦情という名の感謝の言葉がもたらされた。
 いや、苦情という名の感謝の言葉ってのはどんなだと思うが、あの戦闘映像を見た連合軍と連合政府の態度が軟化したらしい。
 ただ、出来ればああいう模擬戦は自分達の見える場所でやって欲しいと……結構図々しいな。
 俺は構わないんだが、近くで見るということはあの戦闘の中に入ってくる必要がある訳で……勿論その戦闘映像を見たいという本人が直接来る訳にはいかないので、映像を撮る為のカメラのようなものを積んだ無人艦とかそういうのを配置したいって事なんだろうが……ぶっちゃけ、戦闘に巻き込まれて壊れるだけだと思うんだけどな。
 当然俺達の戦闘を撮影するという事は、相応に高性能なカメラの類を必要とするだろうし。
 そのカメラの全てが破壊されようものなら、思い切り向こうの損だろう。
 そんな風に考えていると、やがてサツキミドリ2号へと到着する。

「では、アクセル。私を含めた殆どの者はシロガネで待機している。護衛はイザークと量産型W2人だけでいいのだな?」

 シロガネの艦長を務めているナタルの確認するような言葉に頷きを返す。

「問題ない。そもそも、エザリアを含めて全員がこの世界にいる人間を相手にすれば生身で勝てる相手なんだ。向こうが銃の類を使ってきても俺達には無意味だしな」

 俺の口から出たのは、紛れもない事実だ。
 エヴァとの修行により、シャドウミラーのメンバーは基本的に一般人とは比べものにならない程の力を手に入れている。
 それはここにいる面子だけではなく、レオンやその部下2人ですらも同じだ。
 ……そう言えば、レオンの部下2人も随分長い付き合いになってるんだよな。
 殆ど表に出てくる事はないから、その存在を知らない者も多いが。
 ともあれ、ネギま世界ならともかく、このナデシコ世界の人間に俺達をどうにか出来る筈はない。
 それに量産型Wも金ぴかの要素を採り入れた新型だ。
 今までの量産型Wと比べてもかなり強くなっている。
 正直、ここにいる面子だけで連合軍や連合政府のお偉いさんが住んでいる場所を崩壊させるようなテロすら可能だ。
 だがそんな事は当然知っているナタルだ
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