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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜露店風呂の異変〜後篇
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こと、今までありませんでしたよね?」
ユーシスの疑問に答えたリィンは支配人に視線を向けた。
「はい、私の記憶している限り初めてのことですな。」
「もしかしてこれも内戦の影響なのでしょうか……?」
リィンの疑問に支配人が頷いている中、エリスは考え込んでいた。
「―――いずれにしても、事件はこれで解決だ。あとはそれぞれ休んで明日に備え―――って、どうかしたか?」
仲間達に指示をしようとしたリィンだったが女性陣の様子がおかしい事に気付いた。
「フフ、やれやれ……」
「まさかとは思いますが先程の騒ぎで有耶無耶になって助かったと思っているのでしょうか。」
リィンの反応を見たサラ教官とシグルーンは苦笑した。
「リィン、よもや忘れたとは言わさぬぞ。」
「だとしたら……思い出してもらわないとね。」
「ええ……私やアリサさん、セレーネはまだ許せますがそれ以外の方達が入浴している所を見たのは許せません……!」
「あ……」
ラウラとアリサ、エリスの言葉を聞いたリィンは一瞬で自分が露店風呂に入っている女性陣の所に自分が駆け付けた事を思い出して表情を引き攣らせた。
「えっと、流石にあれは……どうかと思います。」
「猛省が必要。」
「ご、ごめんなさい、お兄様。今回ばかりはさすがに庇えませんわ……」
エマは困った表情で指摘し、フィーはジト目になり、セレーネは疲れた表情をし
「あはは、リィンも災難だねー。」
「……あ……今、リィンがみんなに怒られている所が”見えた”わ。」
「わざわざ予知能力を使わなくてもこの後の展開がどうなるかくらい、誰にでもわかるわよ。」
ミリアムは無邪気な笑顔を浮かべ、静かな表情で呟いたゲルドの言葉にセリーヌは呆れた表情で指摘し、これから自分に起こる事を既に察していたリィンは肩を落とした。
こうして露店風呂での異変を解決して一晩鳳翼館に泊まったリィン達はカレイジャスに乗り込み、帝国各地を回った活動を再開した。
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