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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
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〜ユミル〜



「逃げたのはこの先で間違いなさそう。」

「坂の下か……となるとボートで追った方が早そうだ。まずは俺が一足先に後を追いかけるよ。」

「あ、だったらボクもガーちゃんと一緒に先に行くー!魔獣ってわかっちゃえばこっちのモンだし!それとリィン、アルティナとクーちゃんを呼んでくれないかな〜?あの二人ならボクとガーちゃんみたいにリィンと一緒にいけるし。」

「わかった。―――力を貸してくれ、アルティナ!」

ミリアムに視線を向けられたリィンはアルティナを召喚し

「えへへ、どっちが早いか競争だね、アルティナ、クーちゃん!」

「――――?」

「ですからクラウ=ソラスを変な名前で呼ばないで下さい。というか目的が完全に変わっています。」

無邪気な笑顔を浮かべるミリアムの言葉を聞いたクラウ=ソラスは戸惑った様子で機械音を出し、アルティナは呆れた表情で指摘した。



「ではあとからお三方の応援に3人―――残りのメンバーは待機と言う形にしましょうか。」

「ああ、それで問題ないだろう。」

「だったら、すばやくメンバーを決めちゃいましょう。」

そして応援にマキアス、エリス、シグルーンを選んだリィンはボードで追い、2体の魔獣達を捕まえた。



〜ユミル郊外〜



「二匹とも捕まえるとか―――さっすが、リィン!こうなったらもう、こっちのものだよねー♪」

「クラウ=ソラス、戦闘準備を。」

「――――」

「ああ、油断はできないがな。」

「ニシシ、もう逃げられないからねー。」

「――ああ、観念してもらう!悪いが、人里に現れた魔獣を放っておくわけにはいかないんだ。」

リィン達が戦闘を開始しようとすると応援のメンバーが駆け付けた。



「兄様、ご無事ですか?」

「待たせたな、リィン!」

「助太刀させて頂きますわ。」

「はは―――いいタイミングで来てくれたな。」

リィン達が魔獣達との戦闘を開始しようとすると突如その場が振動し始めた。



「こ、この振動は―――」

するとその時巨大な羊型の魔獣が現れた!

「わわわっ……すっごいや!」

「魔獣の親玉か……みんな、気合いをいれてくぞ!」

「応!」

そしてリィン達は魔獣達との戦闘を開始した!
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