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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜特務支援課の決意〜
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ろうしな………」
そしてランディが疲れた表情で溜息を吐いたその時
「――――でも、これだけは言える。どれだけ状況が変わろうと私達は『特務支援課』だわ。その部分だけは何があっても揺るがないと思う。」
エリィは決意の表情で言った。
「エリィ………」
「……エリィさん………」
「えへへ……それでこそキーアが大好きな『特務支援課』だよ♪」
「はは、何だよお嬢。警察なんぞ所詮、腰掛け程度じゃなかったのか?」
エリィの言葉を聞いたロイドやティオは口元に笑みを浮かべ、キーアは笑顔になり、ランディは苦笑しながら尋ね
「ふふ、最初の頃はね。………でも駄目ね。もう私は染まってしまった。多分、将来どんな道を選ぶことになったとしても………貴方たちと過ごした日々は今後も私にとっての根っこであり続けるような気がするわ。」
尋ねられたエリィは微笑みながら答えた。
「………そっか。」
「わたしも……同じです。」
「勿論キーアも♪」
エリィの答えを聞いたロイドとティオは静かな笑みを浮かべ、キーアは笑顔を浮かべて言い
「ハハ、そういう意味じゃ課長も因果な部署を立ち上げたもんだよな。いや、元はと言えばロイドの兄貴のアイデアか。」
ランディは苦笑した後ある事に気付いてロイドを見つめた。
「はは、兄貴もさすがにこんな状況になるなんて想像もしてなかったと思うけど。」
仲間達に見つめられたロイドは苦笑し
「……………キーアを取り戻すかつ”今ここで笑顔を浮かべているキーア”を守り、今回の事件を解決すること。多分それは、特務支援課として果たすべき使命の象徴かもしれない。ただ、そんな理屈を無理に考えなくてもいいと思う。俺達にとって大切と思えるもののために………今はただ、前を向いて進もう。」
そして気を取り直して真剣な表情でキーアに視線を向けた後エリィ達を見回しながら言った。
「ええ……!」
「キーアも”この時代のキーア”の”未来”を守る為に頑張るね!」
ロイドの言葉にエリィとキーアは頷き
「音信不通の課長も探さないといけませんね。」
「ハハ……だな。」
ティオが呟いた言葉にランディは苦笑しながら頷いた。
「そういや鉄血宰相で思い出したがまさか俺達が以前”特別模擬戦”で戦ったあのリィンって奴が鉄血宰相の実の息子とはな……」
「エリゼさん達からその話を聞かされた時はマジで驚きましたね。」
「その話にも驚いたけど、私は”四大名門”の”アルバレア公爵家”の長男が”鉄血の
子供達
(
アイアンブリード
)
”の”筆頭”である事に驚いたわ……」
「どちらもエステルが”空の女神”の子孫だって判明した時と同じくらい驚く情報だよな……」
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