第18話
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――サリアが得意とする戦いはこの娘が契約している使い魔や精霊達を召喚して使役する事なんだから!」
「一応、エクリアとシュリ、そしてわらわが特訓したお蔭で最近ようやく純粋と治癒はある程度使えるようにはなったがな。」
尋ねられたマリーニャは大声で叫んだ後、疲れた様子で答え、レシェンテが補足した。
「………まあ、屋敷の中にいたからしょうがないといえばしょうがないわね………それで?誰の召喚石を今、持っているの?」
「あ、はい。今、呼びますね〜。出て来て下さ〜い。」
そしてマリーニャに尋ねられたサリアは頷いた後、持っている召喚石に魔力を込めた。
「………我に何用か。」
すると召喚石から神々しい雰囲気を纏い、すざましい聖気が纏った槍を持った鎧姿の天使らしき人物が召喚された!
「んなっ!?」
「戦乙女………!?」
召喚された人物を見たケビンとリースは驚いた!
「あ、あはは………前言撤回。その召喚石だけで十分よ………」
一方マリーニャは召喚された人物を見て渇いた声で笑った後、疲れた様子で溜息を吐いた。
「ごめんなさいです、シュベルトライテ〜。サリアが誰を呼べるか、みなさん気になっていたので。」
「………そのような下らん事に我を呼ぶでない。だが………妙な事態になっているようだな。……人間に魔族共よ。どうやら我が契約主が今後お前達と共に行動するようだから、一応名乗っておこう。我が名はシュベルトライテ。神の宮であるヴィーンゴールヴ宮殿を守護せし”ヴァルキリー”なり。……以上だ。」
召喚された人物――――戦乙女シュベルトライテは厳かな口調で名乗った後、サリアが持っている召喚石に戻った。
「信じられない………まさか戦乙女が実在しているなんて………しかも私と大して変わらないように見える女性が召喚するなんて………」
「神や天使、ソロモンの悪魔がいんねんから戦乙女がいてもおかしくないねんけど………それでもオレらからしたら驚くべき事実やしな………」
シュベルトライテがいなくなった後、リースは信じられない表情で呟き、ケビンは疲れた表情で答えた。
「………さすがは神話に出てくる存在といった所ですね………対峙してわかったが彼女には勝てないと直感で感じました。」
「………同感だ。」
一方ユリアとミュラーはシュベルトライテの強さを肌で感じ、畏怖を抱いた。そしてレシェンテとサリアはケビン達を見て、改めて自己紹介と協力を申し出た。
「セリカの”第五使徒”にして”七英雄”の一人、”紅雪”のレシェンテじゃ!よろしくな!」
「”第四使徒”のサリア・レイツェンです〜。ご主人様やシュリ姉様達を探すために、頑張りましょう〜。」
「ハハ、よろしゅうな。(………女神と戦乙女を使役
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