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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第17話
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んだと〜!?」

ミュラーに挑発され、不安の心を忘れてミュラーを睨んだ。



「え、えっと………偽物のグランセルが”第二星層”ということは………やっぱり次の場所は”第三星層”なんでしょうか?」

リタやジョゼット達の会話を苦笑して見ていたティータはケビン達に尋ねた。

「ああ、間違いないやろ。”影の王”の狙いはともかく何かを仕掛けてるんは確実や。万全の準備をしてから向かった方が良さそうやな。」

「………………」

「ん………どうしたリース?何か気になることでもあるんか?」

「……いえ。準備が整い次第、改めて封印区画の最下層に向かいましょう。」

その後クローゼとプリネを仲間に加えたケビン達はメンバーを編成し、ケビン、リース、ヨシュア、クローゼ、プリネ、ツーヤのメンバーで”封印区画”の最奥にある魔法陣まで来た。



〜封印区画・最奥〜



「これが”第三星層”に通じている転移陣やな…………本来はここに”環”を封じるための古代装置が置かれていたはずなんやけど。」

「”環”を封じる………もしかして報告書にあった”第一結界”?」

真剣な表情で魔法陣を見つめて呟いたケビンのある言葉が気になったリースはケビンに尋ねた。

「ああ、異空間の中で”環”を時間凍結するっていう仕掛けだったみたいやな。そこまでしてても”ゴスペル”による影響は防げなかったみたいやけど。」

「………なるほど。」

そしてケビンの説明を聞き、納得して頷いた。

「ですが”輝く環”はエステルとリウイ陛下が完全に破壊しました。ワイスマンが動揺していた以上、何か予測も付かないことが起きたのは間違いないでしょう。」

「………真相を知っているのはあのワイスマン教授だけかもしれませんね。今、どこで何をしているのか想像もつきませんが………」

ヨシュアの言葉に不安そうな表情でクローゼは呟いた。

(あれ………?マスター、確かケルヴァンは………)

(………”星杯騎士団”の”守護騎士(ドミニオン)”第五位”外法狩り”ケビン・グラハム―――ケビンさんの手によって葬られたはずだとお父様は言ってたわ。)

(ええ。後でケビンさんの正体がわかった時はあたしを含めたほとんどの方達――あのレーヴェさんや調べていた本人である大将軍すらも本当に驚いていましたけど………リベール王家にはケルヴァンがその後どうなったのかを知らせていないのでしょうか………?)

(………恐らくそうでしょうね。)

クローゼが呟いた言葉を聞いたツーヤとプリネは念話で会話をし

「え………ですが報告では………」

リースは意外そうな表情をして話そうとしたが

「―――その件に関しては教会でも引き続き調査中ですわ。ただ、今回
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