3章〜金の道、銀の道〜 異伝〜遥かなる記憶 第2話〜
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来ていたイーリュンのシスターからわざわざ習った治癒の秘印術まで使えんねんから、イーリュンのシスターになったら各地を飛び回って傷ついた人達を癒せるし………どうせならそっちの方が騎士よりも危険が少ないし、姉さんに似合っているのに………」
「…………………………………」
「………ごめんね。でも………私には適性があるらしいから。イーリュンのシスターになる事と迷ったけど、どうせだったらそれを両方活かしてみんなの役に立ってみたいの。ふふ、すぐに落ちこぼれて出戻ってくるかもしれないけど。」
寂しそうな表情で呟いたケビンと黙っているリースにルフィナは申し訳なさそうな表情で答えた後、苦笑した。
「ふ、ふん………姉さんみたいなお人好しにそんなハードな仕事が務まるとも思えへんしな………いつでも出戻ってくればええ。」
「…………………」
そしてケビンの次の言葉にリースは何度も頷いた。
「ふふ、そうなった時は優しく迎えてくれると嬉しいな。さてと―――掃除をするなら私も一緒に手伝わせてね?どうせなら、隅から隅までピカピカにしちゃいましょう。」
その後ルフィナはケビン達に見送られ、七耀教会の総本山、アルテリア法国へ旅立った…………
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