第15話
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〜封印区画 第1層〜
「これは………」
「ほう………」
封印区画に到着し、周囲の様子にリースは呆け、リフィアは興味ありげな視線で周囲を見回した。
「ここが”封印区画”なのですか?」
「そういえば、ツーヤ達はクーデターの時は僕達とは別行動だったね………うん、そうだよ。ここには太古の人形兵器達が徘徊しているから、一筋縄ではいかないよ。」
封印区画の事を知らないツーヤはヨシュアに尋ね、尋ねられたヨシュアは頷いた。
「へ〜………ならちょっとは期待できるかな?キャハッ♪」
ヨシュアの説明を聞いたエヴリーヌは楽しそうな表情をした。
「ここを探索するとなるとそれなりの準備が必要になりそうですね。」
「ふむ………このまま進んでいいものか。」
「まずは遺跡の様子だけでも確かめといた方がいいでしょう。どんな魔物が徘徊しとるか知れたもんやないですし。」
「………確かに。もう少し先まで行ってみるとしよう。」
ヨシュアの言葉を聞いて考え込んでいたユリアだったが、ケビンの提案に頷き、仲間達と共に探索を再開した。そしてケビン達が最初の部屋に入ると、驚くべき光景が目の前にあった。
「へ………」
「な………!?」
「!」
部屋に入り、周囲を見回したケビンとユリア、ヨシュアは驚いた。
「………何か問題でも?」
「一体どうしたというのだ?」
一方事情を知らないリースやリフィアはケビン達を見て尋ねた。
「も、問題もなにも………」
「これは………遺跡の構造が変わっている?」
「ああ………間違いない。この場所には最初の三又路に通じる通路があったはずだ………なのにどうして………」
尋ねられたケビン達は以前来た時は最初の部屋に下の階層に行くエレベーターは無い事―――構造が違う事を説明した。
「勘違い………ではなさそうですね。」
ケビン達の様子を見たリースは呟いた。
「……………なるほど。そういうことか。」
「ええ………その可能性は高いでしょう。」
「おっと………ヨシュア君も気付いたか。なら、確実かもしれへんな。」
「2人とも………なにか気付いたのか?」
ケビンとヨシュアの会話を聞いていたユリアは訳がわからず、尋ねた。
「いや………とりあえずこいつで下に降りましょう。その先に答えが待っているはずですわ。」
「そうか………わかった。」
そしてケビンの答えを聞いたユリアは一応納得して頷いた。
「自分達だけわかってエヴリーヌ達に教えてくれないなんて、なんかムカツク。」
「全くだ。特にヨシュアは性懲りもなく………今度は2人揃って女装をしてドレスを着たいのか?」
一方エヴリーヌは
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