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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第14話
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〜グランセル城・エントランス〜



「……………………」

「………やっぱり人の気配はありませんね。」

「ウム。皆、その”封印石”とやらに取り込まれているのか?だったら、探してやらねばならないな。」

「遊ぶのは好きだけど、そういう遊びは得意じゃないんだけど。」

「エ、エヴリーヌさん………」

王城に入ったユリアは真剣な表情で黙り込み、周囲の気配を探ったヨシュアが呟いた言葉にリフィアが頷き、エヴリーヌが呟いた言葉を聞いたツーヤは苦笑していた。

「いや………そうでもなさそうや。」

「………気を付けて。集まってきています。」

「………っ!?」

「………!?」

そしてケビンとリースが忠告をしたその時、なんと亡霊のような魔物達が現れた!

「さっそくのお出迎えか………」

「女神よ………この迷える魂たちに安らぎを与えたまえ………!」

ケビンは仲間達と共に武器を構えて真剣な表情で呟き、リースは静かな表情で祈りの言葉を呟いた。

「はじめちゃおっか、キャハッ♪」

そしてケビン達は戦闘を開始した!戦闘は戦い慣れているメンバーばかりだったので、特に危機もなく、戦闘を終了した。



「くっ、まさかこんな………城にいた者達は一体どこに行ったんだ!?」

「ユリア大尉…………」

戦闘が終了した後、唇を噛みそして叫んだユリアをツーヤは心配そうな表情で見つめた。

「とりあえず………城の中を調べてみましょう。何か手掛かりが見つかるかもしれへんですし。」

「ああ………謁見の間、親衛隊詰所、地下区画、そして女王宮………一通り回る必要がありそうだ。」

そしてケビンの提案にユリアは頷いた。その後ケビン達は探索を続け、女王宮に行くために空中庭園に出た。



〜空中庭園〜



「ひ、ひいい………来るな………来ないでくれ…………」

ケビン達が空中庭園に到着すると人の声が聞こえてきた。

「人の声………!?」

「無事だった者がおるんか!?」

(あれ………?どこかで聞いたような………?)

「………急ぎましょう。」

人の声を聞いたユリアは驚き、ケビンは血相を変え、声に聞き覚えのあるツーヤは首を傾げたが、リースに促されて気にせず仲間達と共に声が聞こえた方向に向かった。そして声が聞こえた方向に向かうと、なんとギルバートが魔物達にジワジワ詰め寄られていた。

「ど、どうしてこんな事に………」

魔物達に詰め寄られているギルバートは信じれない表情で呟いた後

「く、来るな!頼むから来ないで下さい!」

なんと土下座をして命乞いを始めた!その様子を見たケビン達は脱力した。

「………なんだあれは。」


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