第14話
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ースは油断なく法剣を構えたまま、ケビンに尋ねた。
「いや………それには及ばんやろ。何も知らへんみたいやし足手まといになるだけや。」
「………了解。こちらの用は以上です。何処へなりと消えるといいでしょう。」
しかしケビンの意見を聞き、法剣を収めて、淡々とギルバートに言った。
「こ、この………どこまで僕をバカに………お、覚えてろよ!この異常な場所から抜け出す方法を見つけてもお前達には教えてやるもんか!未来永劫、さ迷うがいいさっ!」
一方リースの言葉を聞いたギルバートはケビン達を睨んで捨て台詞を言った後、どこかに走り去った。
「………微妙に心配だな。一人にして、何か問題を起こさなければいいのだが。」
ギルバートが去った後、ユリアは溜息を吐いて答えた。
「ま、大丈夫ですやろ。あの兄さんにそこまで大それたことが起こせるとも思えへんですし。」
「………余計な手間を取られてしまいました。城の探索を続けましょう。」
その後ケビン達は探索を再開し、女王宮に入り、女王の私室にあるテラスに出た。
〜女王宮〜
「………あ………」
「な、なんや………!?」
テラスに出て、目の前にうっすらと浮かび上がっている人らしきものを見つけたリースとケビンは戸惑った。
「よく………ここまで………来てくれました………あなた方に………これを託します………どうか………私の………を………」
うっすらと浮かび上がっている人らしきものは何かを残して消滅した。
「………今のは…………」
「……………………」
「ぼ、亡霊………?い、いや………あの雰囲気はどこかで………」
その様子を見たケビンとリースは真剣な表情をし、ユリアは呆けた後、ある事を思い出して戸惑った。
「………どうやらただの霊ではなさそうですね。」
「なんかエヴリーヌ達を待ってたような言い方をしてたね。」
「うむ。しかしなぜ余達を………?」
「とにかく、何かを残して消えたようですし、まずそれがなんなのかを確かめましょう。」
ヨシュアとエヴリーヌが呟いた言葉にリフィアは頷いた後考え込み、ツーヤは全員を促した。
その後ケビン達は亡霊らしき人物が残した物――宝物庫の鍵を手に入れたので、宝物庫に向かい、そして封印区画に降りるエレベーターもあったので、エレベーターに乗り、封印区画に降りた………
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