第14話
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………道理で聞き覚えがあるはずです………」
そしてユリアが口を開き、ツーヤは疲れた表情で溜息を吐いた。
「しかし、何を考えているのだ?魔物に命乞いなどしても、まず理解すらしないだろうに。」
「そこまで頭が回らないんじゃないの?キャハッ♪」
一方リフィアはギルバートの行動に理解できない様子で呟き、エヴリーヌは楽しげな表情でリフィアの疑問に答えた。
「そっか………すっかり忘れとったわ。」
「………うん、私も。でも、巻き込まれていてもおかしくない状況だったかも。」
そして溜息を吐いたケビンの言葉にリースは頷いた。
「そやな………まあいい、聞きたいこともあるし、とりあえず助けたるか!」
「………仕方ありませんね。」
リースの推測に頷いた後のケビンの提案にツーヤは乗り気でない様子でありながらも、仲間達と共に武器を構えてギルバートに詰め寄ろうとしている魔物達の背後に急いだ。
「そこまでや………!」
「………未練があるなら、私達がお相手しましょう。」
「き、貴様らは――いや、あなた様がたは!?」
魔物達に注意を引き付けたケビン達に気付いたギルバートは驚いた。
「話は後や!まずはこいつらを追い払う!」
「………私達の足だけは引っ張らないで下さい。」
そしてケビン達は戦闘を開始した!
「とう!!」
「そらっ!!」
「無駄です!!」
「絶影!!」
戦闘開始早々エヴリーヌ、ケビン、ヨシュア、リースは先制攻撃をし
「十六夜………”突”!!」
ツーヤはクラフトを放って、敵達の半分を仕留め
「は〜っ!ヘル・ゲート!!」
「闇に呑まれるがいい!ティルワンの闇界!!」
リフィアとユリアはアーツと魔術を放って、残った敵達を一掃した!
「た、助かった………ありがとう!君達は命の恩人だ―――」
一掃された魔物達を見たギルバートは安堵の溜息を吐いた後、ケビン達にお礼をいったその時
「…………」
振り返ったリースが無言で法剣を構えた!
「ひえっ!?」
「さて、質問の時間です。………ユリア大尉。聞きたいことがあればどうぞ。」
リースの行動にケビン達は冷や汗をかいていたが
「フム、中々わかっているな、あのシスターは。」
「おお〜、まさかシスターが尋問をするなんて………エヴリーヌ、先を越されちゃったよ、キャハッ♪」
「あ、あの………感心している場合ではないのでは?」
その一方リフィアとエヴリーヌは感心し、2人の会話にツーヤは苦笑していた。そして気を取り直したユリアがギルバートに尋ねた。
「あ、ああ………ギルバートと言ったか………どうして君がここにいる?王都
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