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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第14話
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………道理で聞き覚えがあるはずです………」

そしてユリアが口を開き、ツーヤは疲れた表情で溜息を吐いた。

「しかし、何を考えているのだ?魔物に命乞いなどしても、まず理解すらしないだろうに。」

「そこまで頭が回らないんじゃないの?キャハッ♪」

一方リフィアはギルバートの行動に理解できない様子で呟き、エヴリーヌは楽しげな表情でリフィアの疑問に答えた。

「そっか………すっかり忘れとったわ。」

「………うん、私も。でも、巻き込まれていてもおかしくない状況だったかも。」

そして溜息を吐いたケビンの言葉にリースは頷いた。

「そやな………まあいい、聞きたいこともあるし、とりあえず助けたるか!」

「………仕方ありませんね。」

リースの推測に頷いた後のケビンの提案にツーヤは乗り気でない様子でありながらも、仲間達と共に武器を構えてギルバートに詰め寄ろうとしている魔物達の背後に急いだ。

「そこまでや………!」

「………未練があるなら、私達がお相手しましょう。」

「き、貴様らは――いや、あなた様がたは!?」

魔物達に注意を引き付けたケビン達に気付いたギルバートは驚いた。

「話は後や!まずはこいつらを追い払う!」

「………私達の足だけは引っ張らないで下さい。」

そしてケビン達は戦闘を開始した!



「とう!!」

「そらっ!!」

「無駄です!!」

「絶影!!」

戦闘開始早々エヴリーヌ、ケビン、ヨシュア、リースは先制攻撃をし

「十六夜………”突”!!」

ツーヤはクラフトを放って、敵達の半分を仕留め

「は〜っ!ヘル・ゲート!!」

「闇に呑まれるがいい!ティルワンの闇界!!」

リフィアとユリアはアーツと魔術を放って、残った敵達を一掃した!



「た、助かった………ありがとう!君達は命の恩人だ―――」

一掃された魔物達を見たギルバートは安堵の溜息を吐いた後、ケビン達にお礼をいったその時

「…………」

振り返ったリースが無言で法剣を構えた!

「ひえっ!?」

「さて、質問の時間です。………ユリア大尉。聞きたいことがあればどうぞ。」

リースの行動にケビン達は冷や汗をかいていたが

「フム、中々わかっているな、あのシスターは。」

「おお〜、まさかシスターが尋問をするなんて………エヴリーヌ、先を越されちゃったよ、キャハッ♪」

「あ、あの………感心している場合ではないのでは?」

その一方リフィアとエヴリーヌは感心し、2人の会話にツーヤは苦笑していた。そして気を取り直したユリアがギルバートに尋ねた。

「あ、ああ………ギルバートと言ったか………どうして君がここにいる?王都
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