第13話
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「よい。父と母は皇子自身が望む物を授けると言ったのだ。それに今考えればあの願いは皇子にとって最高の報酬だったかもしれんな。ゼムリア大陸をも超える大国と噂されているメンフィルの……それも皇帝自ら招待をするという重要性にあの皇子も知っていたからこそ、そのような願いを言ったかもしれんな。」
「失礼ながら、あのお調子者がそこまで考えているとは思いませんが……」
「………かもしれんな。余やリウイにとっての戦友のオリヴァルト皇子、そしてお前自身の未来も期待しているぞ。」
「ハッ、殿下の期待に応えらるよう、皇子共々精進させて頂きます。」
リフィアのオリビエへの評価を聞いたミュラーは敬礼をした。
「え〜と………エヴリーヌだっけ?よくあんたはリフィアについていけるわね……一時期、リフィアと一緒に行動していた時があったけど………あの子の無茶ぶりには頭を悩まされたわよ。」
リフィア達が会話している一方マリーニャはエヴリーヌに話しかけた。
「抵抗しても無駄だし、もう慣れたから。それにリフィアと一緒にいるのはキライじゃないし。そっちもそのうち、慣れるんじゃないの?」
「絶対、それは嫌よ!あの子の無茶ぶりには”人間”のあたしにはついていけないわ!”魔神”のあんただから、できるのよ!」
エヴリーヌに尋ねられたマリーニャは疲れた表情で答えたが
「”神殺し”の”使徒”になった時点で、”人間”やめている癖に何おかしな事言ってるの?」
「う”っ!?」
エヴリーヌに指摘され、返す言葉がなかった。そして自分の指摘を受けて固まっているマリーニャを無視して、エヴリーヌはリフィアと共にケビン達に言った。
「さあ!早速探索に出かけようではないか!」
「一杯遊ぶためにも早く行こう?キャハッ♪」
「ああ、よろしく頼むで。」
2人の力強い言葉にケビンは頷いた。
そしてリフィアとエヴリーヌを仲間に加えたケビン達はメンバーを編成し直し、ケビン、リース、ヨシュア、ユリア、ツーヤ、リフィア、エヴリーヌのメンバーで探索を再開し、そして探索をし続けた結果、最初は入れなかった王城が入れるようになったので、王城に入った…………
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