第12話
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魔物は君達が知っている魔物だったようだけど………」
一方真剣な表情で考え込んでいたヨシュアはリタに尋ねた。
「………ええ。ですが先ほどの敵はもう存在しないはずなんです。」
「存在しない?それはどういう意味なんや??」
ヨシュアの疑問に答えたリタの言葉を聞いたケビンは尋ねた。そしてリタ達は先ほどの魔物――”邪竜アラケール”の幼生と”邪竜アラケール”の説明をした。
「さっき戦ったんは”神”の力の一部やったんかい………!道理で強いわけや………!」
「それに話に聞いた所、”邪竜”とはとてつもない存在みたい。………聞いた感じだと多分、”輝く環”の件で現れた”古竜レグナート”以上の可能性が高そう。」
「ええ。それは両方と実際に戦った私が断言できます。」
説明を聞いたケビンは驚いた後疲れた表情で溜息を吐き、真剣な表情のリースの言葉にリタは頷いた。
「………ですが、今回の件で新たにわかった事がありますね。」
「ああ。リタちゃん達の話やとさっきの魔物の元となった親玉―――”邪竜”は滅したはずなのに、こうして出て来た………」
「死んだはずの生物が蘇るという事ですね。………実際にそのような事はありえるのですか?」
そしてヨシュアが呟いた言葉にケビンは頷き、リースはリタ達を見て尋ねた。
「いいえ、それは絶対にありえません。以前も説明しましたが一度死んだ生物は転生しますから、決して同じ生物になりません。」
「しかも”邪竜”は”神核”を砕いたから、転生する事も絶対にありえないのよ。」
「わからないこと………だらけ………」
リースの疑問にリタ達はそれぞれ答えた。
「………………ま、それは追々考えるとして、とりあえずこの中にいる人たちを解放しようか。」
「ええ。それに僕の封印石があったことを考えるとその封印石はもしかしたらエステルとオリビエさん。2人の封印石の可能性がありそうですね。」
そしてケビン達は封印石を解放する為に庭園に戻った…………
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