第11話
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今までのように封印石を解放すると、光の球が降りて来てケビン達にとってまた懐かしい人物が現れようとした。
〜隠者の庭園〜
「あ………!」
「も、もしかして………」
「ふむ………彼まで取り込まれていたとは。」
「ええ………この様子だとミントちゃん達も取り込まれていてそうですね。」
「真打ち登場………といったところだな。」
光の中から現れようとした人物を見たジョゼットとティータは明るい表情をし、ミュラーとツーヤ、ユリアは静かな笑みを浮かべ
「………やっぱり知り合い?」
仲間達の様子を見たリースはケビンに尋ねた。
「はは、その通りや。一言で言うと………黒髪の王子様ってとこかな。」
「???」
ケビンが呟いた言葉にリースが首を傾げたその時、光の中から以前と違い白いジャケットを着たヨシュアが現れた!
「くっ………エステル、ミント!いったん床に伏せて――――な……!?」
地面に膝をついていたヨシュアはすぐに立ち上がって双剣を構えて一端後退して警告したが、目の前にいる人物達を見て驚いた。
「ヨ、ヨシュア………!」
「ヨシュアお兄ちゃん!」
「フフ、久しぶりですね。」
「お元気そうで何よりです。」
驚いているヨシュアにジョゼットとティータが真っ先に嬉しそうに声をかけ、続くようにリタとツーヤが微笑んだ。
「ジョゼット、ティータ………それにリタとツーヤまで………夢………いや、攻性幻術の一種か………?」
「はは、その可能性に思い至るんはさすがやね。残念やけど………これは夢でも幻でもないで。」
考え込んでいるヨシュアにケビンは感心した後、苦笑しながら説明した。
「ケビンさん………ユリアさんにミュラー少佐も………一体これは………どういう状況なんですか?」
そしてケビン達はヨシュアに状況を説明した。
「………………………」
「えっと………さすがに今の説明だけでは納得できへんかな?」
自分達の話を聞いて考え込んでいるヨシュアにケビンは尋ねた。
「………いえ、その逆です。幻術の可能性も考えましたがそれだと、そちらの方々の存在が説明できなくなりますから。」
「あたしやナベリウスの事ね。」
「はい。後そちらのシスターの方も含みます。」
「私が………?」
マリーニャの言葉に頷いたヨシュアの言葉を聞いたリースは首を傾げた。
「はい。失礼ですが”騎士団”の方とお見受けしますが………?」
「!………わかりますか。」
「ええ、ケビンさんの連れで”法剣”を下げているとなれば。―――僕の名はヨシュア。ヨシュア・ブライトといいます。」
「あたしはマリーニャ。マリーニャ・
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