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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第11話
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があるのかな?」

「ふむ、強いて言うならリベールからの距離だろう。自分達も国境に一番近いパルム市に滞在していたからな。」

ヨシュアとジョゼットの会話を聞いていたミュラーは真剣な表情で答えた。

「そうだったんですか………そういえばリタも久しぶりだね。旅の方はどうだい?」

「ええ、今の所は順調ですよ。プリネちゃん達――メンフィル帝国が外国に行くとき色々手配してくれますから、今までの旅は特に問題もなく順調に済んでいます。」

「そっか。………それと、ツーヤ、再会してなんだけど早速聞きたい事があるんだけど……」

リタの答えを聞いた頷いたヨシュアは真剣な表情でツーヤに尋ねた。

「……マスター達の事ですね。状況はヨシュアさん達と一緒であたしが巻き込まれた時、その場にはマスターとレーヴェさん……2人ともいました。」

「そうか……なら2人も取り込まれている可能性が高いな………」

ツーヤの答えを聞いたヨシュアは真剣な表情で考え込んだ。



「………ケビン神父。仮にこの事態が何か強大な古代遺物によって引き起こされたと仮定して……これほど広範囲にまで影響を及ぼすことがあるものだろうか?」

「いや………さすがに無理やと思います。強いて言うなら”輝く環”の導力停止現象くらいですか。アレは両帝国南部まで影響を及ぼしたそうですし。」

ユリアの疑問にケビンは少しの間考えた後、静かな表情で答えた。

「なるほどな………そうすると”七至宝”に匹敵する力が必要になるというわけか。」

「で、でもでも、”輝く環”はあの時お姉ちゃん達が破壊しましたよね?まさか”輝く環”はあれだけじゃなかったんですか?」

ユリアの言葉を聞いたティータは不安げな表情で尋ねた。

「確かにその可能性もあるけど………やけど、それだけでは説明できへんことがあまりにも多すぎるのが確かやで。」

「”敵”………そして異界化した王都か。」

「………加えて悪魔の実体化や属性の影響の変化などもあります。そのあたりが説明できるまで結論は急がない方がいいかと………」

「ふむ………確かに。」

ミュラーとリースの説明を聞いたユリアは静かに頷いた。

「しかし、そうなると………まずは異界化した王都の謎を解明するのが先決のようですね。」

「ああ、その通りや。エステルちゃん達のことが心配やとは思うけど…………君も協力してもらえるかな?」

「………元より、そのつもりです。みんなが巻き込まれている以上、他人事ではいられませんし………何よりエステルや姉さん達を探すにはケビンさん達に協力するのが一番の近道のようですから。」

「ヨシュアお兄ちゃん………」

「ふう………ま、仕方ないか。」

「よっしゃ!あらためてよ
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